Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

KIYATA 木工作家 照明


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2年程前、表参道にあるスパイラルマーケットにふらっと立ち寄ったら展示会やってました。

作家物が好きなのですが、その日は木彫りの可愛い商品が並んでました。
欲しい目に付いたのがバスケットのバッグでしたが全部完売。
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取っ手部分が木の造作で動物がモチーフでとてもかわいくて。持つより飾るものになりそうですが。
 
そんななかひとつだけ残っていたのがダチョウのフックでした。
これだけ残ってるんですか?と聞くと
はいと言葉少なく、多分作家ご本人。
それがこれです。
どこに付けようかなぁーと色々考えて、
トイレ入ってすぐの壁に取り付け鏡をかけました。
鏡に映っているピンクはトイレのドアの色。
トイレはまた違う機会に。
 
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今回のお題のKIYATAさんの作品です。
 
ある日、部屋にまだライトがないままの場所があったので何かステキなのないかなぁって探してました。
 
そんな時に、そう言えばスパイラルで買った人が照明を作っていないか?とふっと思いました。そこから探しまくりました。
そうしたらすごくステキな木彫りのシャンデリアやランプを見つけました。
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カッコいい。
上のイバラがすごく好き。
オオカミってちょっとおどろおどろしくっていいなぁー。
 
去年の6月中旬に直接メールを送ってオオカミのシャンデリアが購入出来ないか伺ったら、
 
現在KIYATAの作品は制作がまったく追いついていない状況でランプ、時計などの木彫作品については、各展示会での先着順の受注制作受付が基本。
手彫りのため制作数に限界があり、各展示会毎に受注数には上限を設けており、そのため初日オープン時にお客様が殺到して、すぐに完売、受注終了となることも多々あり。示会でしか購入出来ず、シャンデリアは一点物のため先着順もしくは抽選になるとのこと。
そして価格は12万円ほど。
高い、けど、もういい。
買います。
貯金します。
 
いろんな意味でかなりハードルの高い事が分かりました。
 
それでは展示会はいつなのか?
SNSで調べると一ヶ月後に高崎で開催される事が分かりました。
当日は恐ろしく暑く周りには何もなく早く行っても引いた抽選番号はほぼ最後。3時間待ってどうにか希望のランプナマケモノとフクロウの2つを注文。
ナマケモノは下がり方が珍しく可愛い。
フクロウは彫りがとても繊細でKIYATA さんらしがとても感じたのとフクロウ下向いててランプを見上げるとフクロウがいたら楽しい。
 
待ちに待って2ヶ月半待ちランプが届きました。
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でもシャンデリアはなくなので2個買ったのですがリビングにはちょっと小さく、
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次回の展示会では絶対にシャンデリアしかもオオカミのが欲しい。絶対がんばるぞっと一番大規模な展示会手紙舎へと思いを馳せました。
 
…。
なのに、手紙舎の展示会、平日が初日。
行けない。
 
チーン
 
仕事がありました。
あらかじめ手紙舎のホームページにはオオカミのシャンデリア一点物が出品!
あーー、絶対欲しい。 
ちょっと仕様が異なっていましたがもうこれを逃したから買えない。必ずオオカミ作るわけでないし、もしかしたら私が問い合わせたからオオカミ作ってくださったのでは?とまで妄想。
 
なので初日のネット抽選も応募せず仕事帰りに行きましたがまだ全然入れず。
まだ抽選の人々の長蛇の列。
午後6時からは一般の人も入れるとなっていましたがおさおせで全然抽選者も入場出来てませんでした。
 
ツィッターで今何が売れましたとアップデートされるのでずっとチェックしていましたがオオカミのシャンデリアの情報はなかったのでまだ売れてない、大丈夫。早く入場させてくれっ!と心でのたうち回っておりました。
 
やっと入れて目の前にこれ飛び込んできました。
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ちょっと欲しかったのとオオカミをぶら下げる部分イバラじゃなちなんか枝だけど。
なんかイメージが違うけど。
でもでももういいっ。
そのために並んだんだから。
しかも朝から売れなかったんだから私買います!
 
「すいません、このオオカミのシャンデリアを」とお願いすると、あ、これ朝一に売れました。想像外の答えに意味が分からなくなり茫然自失。目の前が暗くなり。
ツィッターチェックしてたのに。
それなら並ばず帰ったのに。
ぼーっとしていると目に飛び込んできたのが
これ。
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これ。
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これ。
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あれ、これいいんじゃないか?
 
ライトじゃないけど今の天井付けの裸電球を真ん中から出せばライト、豪華なシャンデリアみたいになる。
そしてまだ値札に完売シール貼られてない。
考えている時間はない。
店員さんにあれ下さい!あの、りすのリース。
奇跡的に残っていたリース。
作家の奥様があれだけ、なぜか売れなかったんですよね。大きいからかな。でも売れなくても全然いいんです。私が欲しいからっておっしゃてました。
 
後から調べて分かったのはこのリースは花生師の岡本典子さんのものでした。
こんな出会いがなければ家に来なかったリース。しかもリースなんて選択肢になかったし、丸い壁にかけるのしか見た事なかったし。
発想の転換でシャンデリアがリースになりました。
 
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↑最初はリビングに下げていましたが
↓今はダイニングに。
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左側のがKIYATAさんのフクロウランプ。
 
ちょうどテーブルを作業台か離して開いた通路の上に下がってます。
↓アーチみたいです。
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すぐ模様替えしたくなってしまうのでまた違うところに下がってるかも。
 
ちなみにリビングはリラックスしたナマケモノの親子下がってます。
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ちょっと寂しいけどE17→E27のソケットつけて電球が60W相当のLEDにしたので結構明るくて良いです。
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