ラジエントヒーターを導入した経緯は前回アップしましたが実はガスコンロも設置しました。
これもキッチンをデザインする時に既に決定していた事でした。
ひとつのエネルギー源に頼ってはいけないと思ったからです。オール電化にしてしまうと停電の時には使えなくなります。一軒家などで蓄電や発電出来る機能を備えていれば一時的に凌げますがなんでもバランスが大切なんじゃないかなぁーと。
ガスと電気調理器どちらもと考えていましたがどちらの比率を多くするかはちょっと迷いました。と言うのはガスコンロならリノベーションで当時よく見かけた少し業務用っぽさを感じさせるデザインのプラスドゥがいいなぁと思ったり、
ガゲナウのIHにもある火力のつまみが外れるガスコンロを見つけてガスメインのラジエントヒーター1口みたいなのはどうだろう。
でもガスで一番の問題はS iセンサーでした。
湯沸かしにシンプレックスの銅のヤカンを使っているのですが、ひとつはコイルがそこに巻いてあるタイプ(画像右)
センサー付きのコンロだと沸く前センサーが反応して火が消えてしまいました。
揚げ物炒め物も勝手に火が弱まる。
いちいち不便でセンサー本当に面倒くさい!と思っていました。
日本ではもうSiセンサーなしは業務用しか買えません。家庭用の素敵なガスコンロにどうしても踏み切れませんでした。
そこで見つけていたのはAEG、アスコ、ガゲナウのガスコンロ。アスコのショールームへ行った時は小さい鍋用に乗せる五徳が付いていていいなぁと思ったのですが、その後に行ったガゲナウのショールームでハイカロリーバーナーを見てノックアウト。
キッチンメインですのでガゲナウのハイカロリーバーナーにしました。
このガゲナウはプラスドゥが2つ買えるくらいの金額です。なのに魚焼きグリルさえ付いていません。しかも1口。
でも、とにかく存在感がすごいです。
堂々としてカッコいい。
男前バーナー。
こちらは一応業務用という事でセンサーが付いていません。と言うのは日本のガスコンロは最大4.2kWが一般的なのに対し、GAGGENAUは最大6kWだからです。
本格的な料理をつくるのに十分な火力です。
もちろんとろ火もあります。
バーナーが三段階になっていて一番とろ火はチョコレートをとかしてお菓子作りにも出来るとショールームの方は言ってました。
バーナー部分は耐久性の高い真鍮で作られています。
使っていくうちに真っ黒になります。
気になればクエン酸水で一晩浸けておくと、ここまでくらいは元の金色になりす。でも火を使うと一瞬で元の黒に早変わり。なのであまり意味ないですね。
やかんもガスコンロが必要でしたが、うちは炊飯器がない代わりに炊飯土鍋が3つあります。
ちなみにこの2つが中川一辺倒の土鍋、2合炊き。中も外も釉薬が付いているので焦げ付かず洗うのもすごく楽です。
こちらは3合炊きの半睡釜です。中が炭化していて真っ黒です。炭の効果で水が美味しくなりご飯も美味しく炊けます。
余談ですが、土鍋ってすごく面倒な感じがしますがすごく簡単。確かにタイマーなどはありませんが、料理をする時に一緒に火を付ければすぐ炊けます。
特にこと半睡釜は沸騰したら蒸気が出ますのでその時点で火を止めて蒸らせば出来上がり。周りにツバが付いているので吹きこぼれもありません。
これらはガスを使いますのでやはりうちはガスはなくてはならないスペックのひとつです。
ラジエントヒーターは鍋を選びませんのでもちろん土鍋も使えます。土鍋の底が平らでなかったり土の突起物のようなものが出ていると時間がかったり、ガラストップが傷ついたりするので注意は必要ですので使えますが基本的にはガス用に出来ているので理想的な仕上がりになります。
五徳が大きいので30㎝の中華鍋の収まりも良いです。逆に15cm以下の鍋ですとバーナーに直接乗ってしまうので網などを乗せなければなりません。
汚れも取れやすく吹きこぼれもバーナーの中に入りづらい構造ですので今まですごく汚れて困ったことはありません。画像は真鍮のバーナー部分を外した状態です。
使いづらく感じるのは以前ロジェールのガスコンロを使った時もそうだったのですが、日本の火力は強から弱になりますが、海外のものは弱から強になって消えます。なので消したつもりになって極弱火で付いていたりする事があるので慣れるまで注意が必要です。
五徳も長く大きいので小さい鍋なら手前や奥に置いておくこともできます。
1口なのでこれ1つでは足りないしれませんが、私がラジエントヒーター1口で使っているような使い方をしているうちにこのガスコンロ1口でも楽しく調理できるようになるかもしれません。
何が拘りがある方にはグッと心を掴まれる商品ですかね。