金継ぎ、とても大変そうですよね。工程はそんなに大変ではないのですがとにかく時間がかかります。1年くらいかかる場合もあります。
母が金継ぎを習ったので割れたもの、欠けたものがあると母に預けます。なのでうちには沢山の金継ぎ製品あります。
1900年前半のミントン
割れてはいませんでしたがヒビがあり茶渋が染み込んでました。漂白してから漆を染み込ませヒビを埋めます。乾くまでに数週間待ち、最初の漆が完全に乾いたらベンガラ漆(濃い赤)を塗り30程置いたらその上から金箔を貼ります。
↑これは落としてしまい割れませんでしたがひびが入りました。
↑これは完全に割れました。
↑これも割れて母がゴミ箱に捨ててたのを(金継ぎする割に自分のものは捨てたりする母)レスキューして修理してもらいました。
土の和食器は欠けやすいのでこうやって金継ぎして使います。
欠けたものを使っていくうちに金箔が取れて行ってしまいます。中からは赤い漆の色が出てきます。気になる場合はまた漆を塗って上から金箔を貼れば金が付きます。
まだまだ入院中のお皿あります。
母、金継ぎ引退したいのに私が次から次へと持って行くため今回で最後、最後と言いつつやり続ける事になってます。