今回飲んだワイン
ワイン:パッショーネ オーロ アパッシメント コンティ ゼッカ(Passione Oro Appassimento Azienda Agricola Conti Zecca)
国:イタリア
格付け: I.G.T
品種:プリミティーボ
ヴィンテージ:2016年
価格:1250円(税込)
香りは、ブラックベリーやイチジクを煮詰めた感じで香りに例えるとおかしいが濃厚な芳香を感じる。墨汁のように鼻につんとくる煙たさがあったり八角のような甘さも感じる。獣臭が少なくペッパー系は甘い果実系の香りに追いやられやや力強さに欠けるものの、十分複雑味がある香りだ。
色あいは濃いルビー色が全体にあり、少しだけエッジにレンガ色が混じる程度。
香りと良くリンクする味わいで、アタックから酸味と渋みが平行線のまま、一気に広がっていく。そして余韻というよりも口の中で少しベタつきが残るぐらいパワーかある。よくよくラベルを見てみるとアルコール15度とな。
久しぶりにみたスティルワインで15度。
ただ、やはりこれは価格なりなのか、味わいとしては果実味が中心で深みは少ないのである意味単調ではある。しかしこの果実味がベリー一辺倒ではないので、不思議と飲み飽きずアルコール感が強いにもかかわらず、するする喉に入っていく。アッパシメントということも関係しているだろうが濃縮感はかなり強い。にもかかわらずしつこさが少ない。不思議なワインだった。ただ、値段なら比べるとお得感はあったのでまた買ってもいいかなぁ。
酸 4/5点
渋み 3.5/5点
果実味 4/5点
ボリューム 4/5点
個人的点数 80点
御馳走様でした。