Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナアビタビーレそれは居住可能なキッチンの意。

リノベーション箇所 フローリング色

フローリングの色です。ここから疑問が湧き今回のリノベーションになった訳です。

 

私達はフローリングにWATCOと言う木目を活かす塗料でこの無垢の板を塗りました。

f:id:cucinabitabile:20200712153420j:image

塗るのが勿体無いくらい美しい木です。

パインの様な節があるフローリングは今回選びたくなかったので硬度もあるオークで節のないそして1枚が長い物を探してもらいました。これが思いの外高価になってしまい地味な所に予算を使ってしまったのですが。
f:id:cucinabitabile:20200712153423j:image

この美しい木材を染める色ですが、赤み黄色味掛かった茶は好きではありませんでした。最初はワトコのエボニーと言う黒に近いこげ茶に決めたのですがあまりにも濃いのではないかと思いドリフトウッドを選びました。ドラフトウッドは日本語で流木と言う意味です。海で洗われ陽にさらされたシャビーな色合いで、茶にグレーが入るアンティークな感じが気に入りその色をサンプルのフローリング板に塗り散々悩んで決めました。

そして実際引き渡しの日、見た色は我々の好みでない赤みがかった黄色系の茶でした。あれ?と2人ともが思いましたが木によって違うと言われたら素人の私達には何とも言えないので、あ、ドリフトウッドってこんな色なんですねとしか当時は言えなかったです。

 

しかしいやドリフトウッドはこんな色じゃないんですと言うそんな日が来るのです。

 

引き渡しの日に冷蔵庫が開かない事件が発生しやり直し工事で間口を広げる際にフローリングの一部を張り替えることになりました。新たに張り替えドリフトウッドを塗った板を見た時時に真のドリフトウッドが判明しました。引き渡しの色と全く異なっていたからです。そして今回の再リノベーションの話がはじましました。

f:id:cucinabitabile:20200716085002j:image

この画像は間口を広げたときに貼り直したフローリング部分です。この時点ではまだ塗装していませんがTの字の様に残した箇所が前の色。ドリフトウッドと言われたけれど「?」となった色。その後無垢にドリフトウッドを塗ったら色の違い。

f:id:cucinabitabile:20200716084835j:image

ちゃんとグレー味がかってます。やはりドリフトウッドはグレーだったと張り替えだ場所と残した場所があった事で判明しました。

f:id:cucinabitabile:20200830103434j:image

元の赤黄色茶が入っているのでなるべく近づいた色に配合して塗り直しと言う事になりました。

既に色が板に入ってしまっていますし、南向きで陽が当たり続けている場所は経年劣化していますので希望の色にするには塗る前の無垢の板に塗るしかありませんかどうにか今の今の色から真のドリフトウッドに近づける様に試行錯誤しました。まずは半年以上前からフローリングの板をメーカーから取り寄せ工務店に色サンプルを作ってもらいました。

f:id:cucinabitabile:20200710234041j:image

でも実際のフローリングにこの色が再現されるかは分かりませんでした。フローリング塗装の日はプロの塗装屋さんと何度も現場のフローリングに色を塗ってもらいました。ソファーで隠れる部分の実際のフローリング板に調合してもらったペンキを塗っていきます。板も個体差で既に入っている色の濃淡がありますので塗る板によって出てくる色が違います。無垢は難しいです。

f:id:cucinabitabile:20200710233454j:image

実際のフローリング板に塗ると既に入ってしまっている色があるのでサンプルの様に色が出ません。白すぎてバカ殿みたいになってます。上の画像はあの色が全体になってしまう本塗りの色なんです。もうベタ塗りの白いグレーみたいに全部がなって場合感じでどうにも納得いきません。困った、今日が塗装の日だから決定しないといけないのに。こんな色だと決められない。無理にどれかに決めなければならない…。

そして厄介なのは、同じ色なのに見る方向によって色が変わるのです。方向変色と言ってで上と下の画像同じ色を違う方向から見た色です。こんなに違うんです。
f:id:cucinabitabile:20200710231231j:image

前回全部フローリングを塗ったときドリフトウッドの上澄みの塗料を塗ったのではないかと言う話になりました。ドリフトウッドは結構難しい塗料らしくグレーの塗料が茶に入っていてそのグレーが時間と共に下に沈んでしまいます。塗るたびに攪拌しないといけないとみたいです。大きな缶で使う場合その都度混ぜることをしないと知らず知らずにグレーが沈んで上澄みだけを塗っている事になってしまう様です。そこで今回その沈んだグレーだけを取り出してワトコのクリアと混ぜて上から塗ることにしたのですがかなり白い。うーんと唸っていると現場監督のHさんがドリフトウッドにこのグレー混ぜて塗るのはどうだろう?と職人さんに提案していました。それが聞こえたので、「それいいんじゃないですか!?」

余談ですな今回の現場監督をしてくださったHさんすごい人なんですよ。知識も豊富細かい部分にも気が付き、物腰もソフトで優しくてでも施主のために職人さんとたまに声を荒げて説明してくれたり。感謝。

そこでドリフトウッドとグレーを1:1で塗ったのが右側の方です。これの斜め左下がドリフトウッドとグレーが1:0.5です。見た目はそれがよかったのですが方向変色も考えると全体になったとき殆ど今と変わらない印象になりそうで1:1にしました。さて全体になったらどうなるか?三年越しですからね、失敗できません。後悔もしたくありません。

f:id:cucinabitabile:20200710232726j:image

ドキドキ

f:id:cucinabitabile:20200710232209j:image

おっグレーがかってる。これをウエスで均等に拭いて行きます。ドラフトウッドになるかなぁー。ここで全部塗って乾かすので私たちは2日間家を開ける事になりました。帰って来たときにドリフトウッドになっているか⁉️