Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

リノベーション箇所 フローリング補修

観音開きの冷蔵庫の壁側のドアが垂直にしか開かない、そこから2回目のリフォームとなりました。壁を玄関側に10cm程動かす事でフローリングを貼り直しましたがそれが盛り上がってグワングワンになりました。特に夏の湿気の多い時、台風などの大雨が発生するとフローリング同士が膨らみ山のようになりその上を踏むとグワングワンになりました。その原因はフローリングを部分的に貼り直した時にサネ(フローリング同士を組む際にそれぞれに凸凹の溝があり差し込む場所)片方のサネを落として組んだ為接着が外れて盛り上がってしまっているとのことです。無垢フローリングのリフォームはこう言う事が起こりやすいので難しいそうです。その為再度貼り直すのですご、今回も同じ方法ですと盛り上がる可能性があるので少し乱暴ではありますが上からビスで留めます。これは無垢材のフローリング部分はりリフォームでは選択のひとつで珍しい事ではないと思います。でもこんな風にネジ山が見えてしまいます。

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うちのフローリングの色が濃いのでそれほど目立たないのですがパインの様な白木だとビスすごく目立つと思います。そこで修正屋さんがいます。美大卒の方が多いそうですがほぼ分からない様に樹脂で修正してくれます。初めはただ同じ様な樹脂で埋めるだけその調色のプロくらいに思っていましたが木目まで書いてくれるのです。方向変色で光の加減で樹脂が光ってその分を補修したのが分かりますがほぼ分かりません。間違い探しの様に「じーっとみて探す」のような事をしないともうどこかわかりません。

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オレンジの壁から2番目の板にビスが8本くらい刺さってますが分かりません。と言うのもこんな風になっているから。

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ちょっと色の違う丸いの分かりますか?更に寄るとこんな感じ。
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木目まで書かれています。感動しますね。凄い技です。こんなささくれもあったのですが、

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探しましたが分かりませんでした。
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↑これ3年前にリノベーション引き渡し後1度目の冷蔵庫前貼り直しのリフォームの時の状態。右上の所欠けてます。

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補修がどこだったか既に分からず。(前回の画像と色を比べて見るとかなりグレーになりました)フローリング張り替えに伴い作業台とピータイルの取り合いに隙間が出来たのでここはコーキングではなく隙間補修。色を合わせます。最初フローリングに対して色が薄い気がして濃くしてもらったら埋まっているのに濃くなる事で影になり逆に溝があるようになってしまいました。考えられてる!と思いました。

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でこんな風にになりました。

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離れると殆ど隙間分かりません。すごい。

いろんな職業があるんですねぇー。シミジミ

今回現場監督のHさんは一級建築士と買う資格をお持ちでいながら現場監督として活躍されてきるとても頼りになる方で色々説明して下さり職人さんとのコミュニケーションが密な事で私も職人さんとお話しさせてもらえて色んなこと知りました。