Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

リノベーション箇所 fix塗装

小さな部屋なので結局細かく部屋を区切るのを止め、ほぼワンルームの間取りになりました。相方は部屋が区切られている方が好きですが、まずキッチンが平米数に対して並々ならぬ大きさになってしまったので物理的に区切れませんでした。元々の昔のマンションの間取りのように玄関入ったら廊下があって振り分けの部屋や浴室、その先のドアを開けるとLDKでベランダと言う間取りにしたくなかったので玄関開けるといきなり部屋のワンルームではなく踊り場があり曲がると大きなガラスの引き戸でキッチンと言う様にしました。 

寝室は壁に囲まれた1部屋に出来なかったのでガラス窓がついたfixにしました。

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でも…。

この窓枠の色思っている色ではありませんでした。薄いと言う印象でした。加えてドアの素材と窓枠の木材が全く異質な物なのでそれも気になりました。ドアは節がある木材、窓枠はツルッとした節のないものです。色が薄いので違いがすごく分かりました。更に南向きのとても日当たりの良いベランダ側に寝室を設置したので(と言うのも夏は寝る時にエアコンを付けず窓を開けて風を通したいから窓側に寝室を置きたかった)何もかも日焼けします。フローリング板、白いソファーカバー、そしてこのfixの窓枠までも。元々薄いと感じた色がさらに薄くなり黄色いベージュになりました。今回のリフォームでついでに色を塗ろうと思い本当はドアや食器棚に使われているFarrow &Ballのrailing群青色で塗ろうと思いましたがドアの方は節が割れていたりするのでマットに塗る塗料不向きとの事でオスモのエボニーを塗ることになりました。かなり濃いこげ茶色がエボニーです。とにかくドアと枠の違和感がなくなるように濃くなって欲しいと依頼しました。

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濃くなりましたよー。俄然存在感でました。大正ロマンではないですが黒檀の様で洋風のなかの和風みたいな感じになりました。

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カーテンを外していますのでよりfixを感じます。元々ここは鉄を使いたかったのです予算が合わず相方もう木だったらもう拘らないとなってしまいました。それで殆どの建具はオスモのウォールナッツと言う色で統一。fixもウォールナッツにしたのですが薄すぎました。今になって分かったのですがワトコと言う塗料はかなり木目を活かす塗料でオスモは粘り気のあると言うかかなり色が乗る塗料でした。そんな事分からなかった、リノベーション当時は。そして次々決めないと行かなくてゆっくり考えられなかった。ゆっくり考えてもサンプルと全然違う事になったりもしましたし(フローリング)でも今回塗り直してもらって濃くなったて大満足です。今まではカーテンは下げっぱなしにしていたのでここにガラスを張っていた事さえ忘れていましたが、今は昼間は開けてみてます。そうするとfixの桟の色が引き立ってここをガラスのfixにしてよかったなと思えるようになりました。