Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

シュトレン2020と2021

新年でクリスマスの話もなんですが、シュトレンの話。

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シュトレン。シュトーレンなのかシュトレンなのか私はドイツ語の発音に忠実な伸ばさない方とします。さて、2020はシュトレン注文が入って2回焼きました。必ず自宅用にも作る様にしています。毎年一応チェックです。2020年1月2週目位、実食するうちのシュトレンは最初に焼いた12/9の物。脱酸素剤を入れて真空パックにして冷蔵庫で保存してました。開けてみるとこんな感↓

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特に問題なし。焼いてから2,3日がベストですが、1週間から2週間美味しく食べられますと伝えますが脱酸素剤をいれてガス袋で真空状態にしてますので冬は更に保存は効くと思いますので自己責任で食べます。今年はフランスのセミドライポワールが入手出来なかったので焼きリンゴを入れました。甘みと酸味も強い焼きリンゴでしたがシュトレンに入るとアクセントになりました。セミドライポワールはクセがなくほとんど主張しませんので違いが分かりませんでした。

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このシュトレンは小麦の味と甘すぎないドライフルーツクッキーのような感じです。そして天然酵母を使っているため熟成されていきます。

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ドライフルーツが強いので赤にも、樽熟成シャルドネの様なトロッとした白ワインに合いそうなという事で週末ワインと合わせてみました。

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ルーマニアピノノワールに合わせたら、ビックリする程合いました!甘いものとワインが苦味を感じてしまいますがバターの濃くがありドライフルーツからから甘味や酸味のバランスが華やかで力強いピノノワールと言う品種に合う様です。あまりにも意外な美味しさに新しい発見になりました。

以前パンを本格的に作っていた頃に注文してくれた方や知人から「今年も作る?」と連絡が入り更にそこから広がる知り合いから注文を受けて作ります。下はクッキーもたくさん欲しいという注文を3件あったので作りました。
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とにかく手間がかかり材料揃えて準備して…できるまでに3週間くらいかかりますので沢山は作れませんがシナモン嫌いが食べて美味しいそんなシュトレンです。

そして2021のシュトレン。今年も注文入りましたので作りました。

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シナモン苦手な相方用に1/3サイズの粉糖のみのシュトレンも作りました。
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カットするとこんな感じ。
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レギュラー版はこれ。今回もセミドライポワール手に入らず、焼きリンゴは止めてオーガニックアプリコット(アーモンドの下の黒っぽいの)にしました。黒糖のような深い味わいだったので入れてみました。いずれにしろあまり主張しないので結局副材料としてこの位置はある程度優しい味のドラフルーツならなんでも大丈夫そうです。
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両方をカットしたらこんな感じ。
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シナモン嫌いの相方、サイズの問題もあるのかもしれないけれど、シナモンの方が味に奥行きがあるとの事でした。でしょぉ?絶対シナモン美味しいって。作ってから2週間後くらいに食べましたがしっとりして美味しい。送ったお客様はゆっくり食べるつもりだったのにすぐ食べてしまったとの事。今年も嬉しいコメントでした。また来年も作ります!