今回飲んだワイン
品名:ムートン・カデ・ルージュ・クラシック (MOUTON CADET ROUGE CLASSIQUE)
生産者名: バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド (BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD)
格付:A.C. ボルドー
国:フランス
地域:ボルドー
品種:メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
ヴィンテージ:2018
価格:1,865円(税込)
ムートンカデ。言わずと知れたバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが作るカジュアルワイン。
ブランド力によってちょっと高めに値付けしているんだろうなぁ。名前で選びたくないですよ〜、とずっと敬遠してきたのですがやはりたまには数百円のボルドーではなく、もうちょっとだけ普通のボルドーワインが飲みたくなります。そんな時、ふと、まぁ自分としては高額だが、1500円以上も出すなら、外れのないボルドーがいいなぁ〜、なんて思い手に取ったのがまさにこれ。結局ブランドに負けてるやん。。。。と思いつつも久しぶりのボルドーワインでちょっとテンションが上がります。
このムートンカデのスタンダードは黒のラベルがあるようで、もう少しだけお手頃価格のようですが、なんとなくラベルが好きなこの白い方にしてみました。クラシックというものみたいです。割と高級感がありますよね。
コルク:なんと圧搾コルク!うむ。こういうところで経費削減なのかな。まぁその分中身にかけてもらえれば十分です。
ただ、どうせ圧搾コルクにするぐらいならカジュアルな位置付けなんだからスクリュキャップにしちゃえばいいのになぁ。なんて思ったりも。
色:全体的に中程度の濃さのルビー色
香り:ブラックベリー、ナッツ、イチジク、なめし革なんかのボルドーらしい香りに、弱めながらブラックペッパーやマッシュルームのようなきのこ系も感じたり、それなりに複雑で楽しめます。
味わい:柔らかいアタックが安心感を与える。渋みも十分ありキレのある酸味がタンニンといい具合に調和してバランスはよい。若い安めのカベルネソーヴィニヨンにしては長めの余韻で、しつこい果実味もない。単独で飲んでも飽きないし、かといって食中酒として飲んでも料理にもよるが肉料理でもそれなりに負けずに主張し調和させてくる。とにかくバランスがとても良い。あぁ、結構美味いなぁ、これ。と素直に感じた次第です。
価格以上かと言われると、この価格帯はこれぐらいの質のワインはチリやスペインでもありそう。
ただ、勝手な印象づけなのでしょうが、ボルドーワインにはボルドーワインにしかない雰囲気と味わいがあるような気がします。なのでボルドーワインでそれなりに安く美味しく飲むってことならこのワインはありだと思いました。ブランドワイン恐るべし。
酸味 ★★★☆
渋味 ★★★☆
果実味 ★★★☆
ボリューム感 ★★★☆
(5点満点、★1点 ☆0.5点)
個人的な点数 73点
いいワインでした。ご馳走様でした。