今回飲んだワイン
品名:ボージョレ (Beaujolais)
生産者名: ジョルジュデュブッフ (GEORGES DUBOEUF)
格付:A.C. ボージョレ
国:フランス
地域:ボージョレ
品種:ガメイ
ヴィンテージ:2020
価格:1,221円(税込)
久しぶりのボージョレ?ボジョレー?です。そしてボージョレといえば、ボージョレの帝王、ジョルジュデュブッフ。
ボージョレ飲もうと思っても専門店行かないと意外にジョルジュデュブッフしか見当たらないケースもあるので、手頃に購入できる点では有り難い存在です。ただ、前回ボージョレを飲んだのは8年前くらいのイメージなのでほんとに久しぶりで楽しみです。
唯一、失敗したなぁ、というのが普段必ず裏ラベルでアカシアの有無をチェックするのですが、今回はボージョレを買う気満々になっていたのですっかり確認せず購入したら、きっちりアカシア含有。やはり安ワインを安定化させるのに有効なのでしょう。が、基本アカシアが入っているのは飲まないようにしているので、完全に失敗した。
ただ、気を取り直して早速抜栓です。スクリュキャップですね。
随分前にジョルジュデュブッフのACボジョレ飲んだ時はコルクだったような気もします。
色:全体的に中程度のルビー色
香り:いちご、すみれ、軽くマロラクティック、金属的な香りもちらほら。全体的にベリー香が強めでガメイらしい爽やかな香りです。
味わい:ジュースのような果実としっかりとした酸味で食前酒的に飲める。ドライではあるが果実由来の甘みだろうか、この甘味で少しボディも強めに出ているような気も。全体的にフレッシュなワインなのだが、ある程度の落ち着きが見えるのはアカシアの影響か。強めの酸味が、軽い渋み、果実味によってジュースのような味わいになりスイスイ飲めるのである意味美味しいワインということでもあるけど、ちょっとだけ果実味がしつこいのかな。きりっと冷やしてサクサク飲む。わかりやすいカジュアルワイン。これはこれであり。ただアカシア。判断がわかれる。気にしなきゃいいのだろうけど。
裏ラベルにはアカシアの他、メタ酒石酸も入っている。見たことない添加物です。どうやら酒石の安定化を促す用途らしい。詳しくは厚生労働省のドキュメントにありました。
https://www.mhlw.go.jp/content/11131500/000672766.pdf
(一部抜粋)
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◎メタ酒石酸
メタ酒石酸は、ワイン中の酒石酸塩4の生成・析出を遅らせ、酒石酸塩が澱として沈殿しワインの品質が不安定化するのを防止する結晶化防止剤である。
ワイン中の酒石酸はカリウムやカルシウム等と反応することで、難溶性の酒石酸塩(酒石酸水素カリウムや酒石酸カルシウム)を生成・析出し、濁りを生じることがある。メタ酒石酸はそのコロイドが、結晶を形成するための酒石酸の微少な核を包摂することにより、難溶性の酒石酸塩の析出を抑制することで、酒質を保持・安定化するはたらきがあるとされている。
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造り手も様々な手段を講じて品質の向上を目指されているだろうし、何にも入れないことが正しいわけでもないですが、成分表示に載せないといけないレベルは可能な限り少ない方が有り難いなぁ、と感情的には思ってしまいます。まぁ昔から色々な添加物が試されてきたのでしょうから、普通なのかもしれませんが。
酸味 ★★★
渋味 ★☆
果実味 ★★☆
ボリューム感 ★★☆
(5点満点、★1点 ☆0.5点)
個人的な点数 60点