Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

パタゴニア プロビジョンズ ロング・ルート・ヘイジー IPA

先日、最近入信した「パタゴニア」。渋谷店へ服を買いに行ったのですが、店の前で、プロビジョンズのビールをテーブルに置いて外で売り出してました。
通りに出して売っているぐらいなので、もちろんセールのようなディスカントプライスが提示されていると思ったのですが、そこはパタゴニア。きっちり定価(汗。
しかし、信者としては購入せねばなるまいと、通常ビールとして買う価格としては破格な金額ながらも信者プライスとここは割り切りまして購入。


今回選んだのは「ロング・ルート・ヘイジー IPA」。ラインナップの中では一番新しいそうです。

詳細は、下記Webサイトから転載しましたのでご参照ください。
ーーーーー
パイナップル、グアバ、柑橘類の鮮やかでトロピカルな風味とホップのほろ苦さ、ドライな後味が特徴。原料に環境革新的な多年生穀物「カーンザ」を使用したクラフトビールです。長い根を持つカーンザは温暖化の原因となる炭素を大気中から地中に取り込んで固定します。限定醸造
ーーーーー

どうも麦芽以外に、「カーンザ」という穀物を使用しているそうです。
扱いは発泡酒ですが、それでも麦芽の比率は50%以上なので麦芽比率だけでいえばビールの枠組みには入りますが、どうも「カーンザ」はビールの副原料として認められていないため、ここで発泡酒扱いになっているようですね。
ただ、このカーンザという植物は多年草で持続可能な社会のために、環境再生型の農業を志すアメリカの研究所「ランド・インスティテュート」によって開発された品種のようです。パタゴニアがそれをビールに使用して話題になったそうです。さすがパタゴニア様、エンバイロンメントに突き進みます。
今回のヘイジーIPAはそのラインナップの中の一つですね。

さて味はどうでしょうかね。ヘイジーIPAなので、まったりこっくりにが〜い、な味が想像できますがビールの味は保っているのでしょうか?

一口で感じる味はまずはフルーティーパッションフルーツや柑橘のような味ですね。ただ、今度は柑橘の皮を齧った感じの苦味がはっきり出てきます。苦味自体は強いですが、ストレートなIPA程でもない感じで、そこはバランスを見ている感じもします。クラフトビールに共通する余韻もしっかり長く、ちゃんとビールでした。味わいとしては、直感的には「よなよな」と「銀河高原」を合わせた感じでしたね。

是非、他のラベルも飲んでみたいですが如何せん高い。しかし信者たるものこんな価格で心がぐらつくようでは信者失格です。服は高すぎて頻繁に買えませんが、ビールは服買うより全然安いので今度別のラベルも試してみたいと思います。

関係ないですが、今回紀ノ国屋で見つけた、完全無添加ソーセージを見つけて購入していたので合わせてみました。

が、この手のソーセージは肉感が半端ないので、フルーティ系の味が濃いビールと飲むと、どちらもしっかりしすぎてぼやけるので、どちらかというと標準エビスや一番搾りと合わせるのが一番美味しそうと感じました。

個人的にはこのビールは単独で飲むのが一番好きかなぁ、と。

ご馳走様でした。