少し前に会津に行った(実は今年2回、時系列ではないですがまたちょくちょく会津については投稿します)帰りに魚沼の里というところへ寄りました。清酒製造会社の八海山の酒蔵があって雪室を使った八海山の米麹を使った調味料やスイーツも売っているお店やテナントにいろんなお店が入ってちょっとした村みたいな素敵な里でした。天候に恵まれてこんな良い景色で本当に気持ち良い場所です。
相方がパン屋さんがあると言うのを調べてくれていてここに寄りました。車を置いて登っていくと、
この右側にある建物にパン屋さんとクラフトビールのお店とカフェが併設されていました。
この三角屋根の建物のなかに
パン屋さんがあります。なんだかロゴだけでもオサレ。
パン屋さんはオープンスペースでカフェと一体になっている感じ。今回はパンはこんなのを買いました。
塩バターパンで280円って結構な価格帯で怯みましたが結局買いました。美味しかったけどよくある塩パンかなぁってちょっと前に食べてあまり印象が残ってないのです。だめですね、すぐに感想書かないと。。。
バターロールはふわふわで甘い安心の味。価格も安心価格。
ねじられた生地にベーコンもツイスト。ベーコンの塩気とベーコンの肉中でとっりしたがリーンで淡白な生地にぴったりです。
揚げパンを彷彿させますが、もっとふんわりもっちり油っこくないドーナツでシナモン好きにはたまりません。
粗挽きソーセージが入っていてお惣菜パンとしてそのままで美味しい。
カレーパンはポップに惹かれて買いました。
確かにゴロっと牛肉が入ってました。美味しいけれどカレーパンは基本的に美味しいのが当たり前という考えで、相方曰くカレーパンがまずいパン屋は本当にまずい状態と言うくらいで、こちらのカレーパンも美味しかったのですがすごく特徴があったかというとそれ程印象に残っていません。
これら1/4の300円を買いました。
クラストが結構強めの火入れですがクラムは加水系のパンなのでしっとりとした田舎パン。まさに食事にピッタリ。無塩バターをつけて焼かずに美味しく食べました。さて、やっと今回のお題のシュトレン1個目。このベーカリーのもの。シュトレンでやっぱり高いので考えたのですが、自分の勉強のためと言うのと相方も私のシュトレンしかまともに食べたことがないので比べたいと言うのも合わせて買ってみました。2800円しかたないのよね、この価格。バターたっぷり、ドライフルーツって高いし。
それがこれです。専用の箱に入っていてこれも値段が上がってしまう。
こちらはロンとレンと言うブランドにして一年中シュトレンを販売しているみたいです。
カットすると中は贅沢たっぷりのナッツにドライフルーツの生地をさらに周りにプレーンな生地を巻いています。
中の生地はしっとり。私、実はあまり、ナッツもドライフルーツも好きでないと言うか。じゃぁシュトレン無理じゃんって感じなんですけど、自分で作るシュトレンは好きです。1095のシュトレンは周りは粉砂糖というより微細粉グラニュー糖と言う感じでそれが粉糖のような甘さをかんじず、ジャリジャリとした食感が結果好きです。
中のしっとりさもいい感じで生地の甘さもそんなにガツンとこないし周りのプレーン生地があるのとドライフルーツがクランベリーとカレンズで酸味の強いものが入ってるので甘さを抑えているところもバランスが取れています。相方はやっぱりシュトレン自体が苦手なので可もなく不可もなくだそうです。
3回目にいった会津の帰りに前回魚沼の里で買おうと思ってやめて、後ろ髪を引かれて帰って来たので今回は絶対に買うと思っていたのがシュトレン風パウンドケーキなのですが、その前にこの魚沼の里の2回目の訪問の時に八海山の商店の前に看板が出ていて雪室ツアーと言う物を発見!ちょうどあと10分程でツアーがあるのを知り500円/人で参加しました。ラッキーなのかどうなのか私と相方のみで、ツアー担当者が通常はもっとたくさんの参加者がいるのですがと戸惑いと申し訳なさそうに言われましたが我々にしてみたら色々質問出来たのでラッキーでした。
冬のうちに雪を蔵にそのまま積んで自然の冷蔵庫にするそうです。
こんなふうに雪が積まれていて
横にはお酒のタンクがあります。
開いているスペースには保管商品が置いてありました。庫内はかなり寒くてこの日は30度以上あったのですが、中は5度くらいで最初は気持ちよかったのですがずっと入っていると雪からの湿気もありとても寒くなりました。でも行った時は真夏だったのですが、これだけ雪が残っているんですよね。驚きました。
雪室の中には米で作った焼酎をウイスキーのように樽で熟成してました。
試飲もツアーの代金に入っていて高額八海山のお酒の飲み比べ。美味しいって言っていたら色々出して下さって私1人で大酒呑みました。相方運転があるので甘酒飲み比べ。さて、やっと本題。この雪室内で熟成させたパウンドケーキがありまして、それがこれです。
これはシュトレンではないですがシュトレン風のパウンドケーキで、
周りにたっぷりの粉糖がまぶされていて雪室で低温熟成されていてしっとりしています。
カットすると真ん中にマジパンが入っていました。重みがあってしっとりしたパウンドケーキですが生地にドライフルーツやバターなどの味がまろやかに染み込んでいてこれも結構美味しい。周りは砂糖で甘いのですが生地はそれほど甘くないのでちょうど良さを感じました。こちらは金額失念しましたが、2,900円くらいだったような。
実は前回の訪問時には1095でシュトレンを買ったのでこちらではシュトレン風パウンドケーキより1000円ほど安かった、チョコレートケーキを買ってしまいました。
しっとりずっしり、濃厚なチョコのようなケーキで苦手なオレンジピールが入っていましたが濃いめのチョコレートにはオレンジピールの苦味が良いアクセントになって買ってよかったと思えるケーキだったのですが、せっかく雪室に行ったのにと雪室と全く関係ない物を買ってしまったと少し後悔したのでした。
さて、次のシュトレンは1番最近行った会津の七日町商店街にあるSHUNと言うパン屋さんで見つけたシュトレン。1、2回目ではこのパン屋さんは開いてませんでした。この界隈では結構有名で美味しそうなパンがいっぱいある可愛いパン屋さんでした。私達が入店したら次々とお客さんが入ってきて動けなくなるくらいの大人気店。パンを数個買ったのですがレジの近くに珍しいシュトレンを見つけました。サイズ小さいですが価格も小さめ。高くても「勉強のため」って言葉が浮かんでシュトレンに対しては財布の紐が緩みます。
あ、それと直近の魚沼の里の1095で新しいひとくちシュトレンが売っていたので買いました。
キャンディのように可愛いピンクの水玉ラッピング。開けるとチョコレートコーティングでボンボンショコラみたい。
チョコレートかカカオペーストもしくはカカオパウダーをマジパンに混ぜた様な?口溶けが良くてコーティングのチョコレートもコクと苦味が絶妙です。食べた感じはチョコレートコーティングのブリスクボールみたいな印象でした。
これで全部。4つのシュトレン。
右上がレモンシュトレンですが、ナッツが山ほど。くるみ、アーモンド、マカダミアンナッツ。生地でナッツをつないでるって感じ。レモンがすごく香りレモンピールですがちょっと人工的な感じが強いです(ピール類が苦手)でもこれシュトレンという感じはしませんでした。食べるとボロボロ崩れてとても食べにくく味がまとまってない感じ。珍しいと思いましたがシュトレンとは違う感じもします。←これ最初に食べた印象。あまり良い感想ではなかったのですが、その後冷凍庫で熟成させて久しぶりに食べてみるとカットもしやすくなり購入時よりしっとりと生地とローストしたナッツが馴染んで崩れることなくスライスできレモンの香りも全体的に馴染んでとても美味しくなりました。私はあまり賞味期限を気にしないのでこれは少し時間をかけてじっくりと熟成させるほうが美味しかったです。コーティングの粉砂糖もまるでホワイトチョコレートの様にツヤがあり生地に貼り付いています。相方に聞いたところ、彼は1番最初からレモンの印象はよかった様でした。冷凍やチルドで保存して私は愉しむかな(ただし賞味期限より3週間ほど過ぎていますのでこればかりは誰にでもお勧めするものではありませんが)シュトレンじゃないからチョコが1番美味しいかもって、シュトレン好きじゃないじゃん!?いや自分で作ったシュトレン以外で好きなシュトレン見つかるまでそしてシュトレンの勉強のために買い続けるつもりです(無理しなくても。。。いいのに)