今回飲んだワイン。
完全にラベルとネーミングにやられて購入してしまいました。
ネーミングもいいですが、ラベルもシンプルで非常に好感がもてます。
公式HPにある、Unsubtle Notes of...という部分をクリックすると
フライヤーらしき物がダウンロードでき、
そこに記載されている部分を一部抜粋すると
「DON’T OVERTHINK IT.」
いや、いいですね。ワインなんて考えすぎて飲む物ではない、と。所詮は嗜好品ですからね。
更には、
「人生が突然楽になる(それはないのでしょうが)ような事がないなら、そのために我々がいます。必要な事は、グラスに注いで、座って、考えすぎない事、だと。」
とか、
「良いワインはあなたが好きなワインだ」
などと、書かれていて、ワイン飲んでいても小難しい事や仕事の事考えて憂鬱となる自分に、純粋にワインが好きで飲み始めた時を思い出させてくれました。
折角リラックスするためにワイン飲んでいるのに、本末転倒です。そう、Don't overthink itですよね。
で、ごちゃごちゃと書いてしまいましたが、肝心の味はどうなんだろうという事で、早速抜栓。
品名:ブレッド&バター・シャルドネ(BREAD&BUTTER CHARDONNAY)
造手:ブレッドアンドバターワインズ(親会社はWinery Exchange, Inc.のようです)
格付:記載なし
国:U.S.A
地域:記載なし。裏ラベルにNAPAとあるが、ワイナリーの所在地のようで、特にこのワインの生産地域は指定されてませんでした。
品種:シャルドネ
ヴィンテージ:2019年
価格:2900円(税込)
コルク:圧搾コルク。この価格帯にしては珍しいですが、公式HPには15USDと書いてあったので、まぁそんなもんかもしれませんね。
色:ちょっと写真だと照明の色ですぎて黄色が強いですが、それでも全体的にゴールド強めのしっかりとしてイエローです。
香り:花梨、蜂蜜、焦バター、洋梨のコンポート、藁、少し燻製的なスモーク、甘露飴。
味わい:柔らかい酸、穏やかな果実味、しっかりとしたドライさ。バランスは良い。勿論欲を言えば、もう少しだけ果実味が強ければ、ボディの強さをあげてワイン全体の質が上がりそうだが、これは価格を考えれば望みすぎかなと。ブーケ中心で複雑な香りとしっかりとした味わいが、ワインそのものを純粋に楽しませてくれる。
そして、少しとろみのある果実味と香りが、まさにパンにバターを塗って合わせて飲みたいワインとなっていると感じた。
熟成感はそんなにないが、それでもフレッシュ一辺倒の白ワインばかりのんでいたので、久しぶりにどっしりとした白が嬉しい。
合わせたムール貝のスパゲッティにも負けず邪魔せず、ピッタリだった。
値段相応かもだが、そもそも、この価格帯のあたりの白を見つけるのも難しいので、個人的には当たりなワイン。なので次回他の品種も試してみたいと思います。
ご馳走様でした。
酸味 ★★★☆
ドライ度 ★★★☆
果実味 ★★★
ボリューム感 ★★★★
(5点満点、★1点 ☆0.5点)
個人的な点数 85点