Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

CAVA飲み比べ グランリベンサ vs エレタット・エル・パドゥルエル

今回は似たようなワインを2つ見つけたので飲み比べてみました。

比べるのは、↓になります。

*グランリベンサ・カヴァ・ブリュット
*エレタット・エル・パドゥルエル・ナチュレ

どちらも、スペインのCAVAで同じ生産者、ハウメ・セラのワインです。
そして、どちらも1,000円以下!むほほほ。

1本目:
品名:グランリベンサ・カヴァ・ブリュット(Gran Livenza CAVA Brut)
生産者:ハウメ・セラ(Jaume Serra)/ガルシアカリオン社
格付:D.O
国:スペイン
品種:パレリャーダ、マカベオ、チャレッロ
ヴィンテージ:N.V.
価格:965円(税込)
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2本目:
品名:エレタット・エル・パドゥルエル・ブリュット・ナチュレ(Heretat El Padruell Brut Nature)
生産者:ハウメ・セラ(Jaume Serra)/ガルシアカリオン社
格付:D.O
国:スペイン
品種:マカベオ40% チャレッロ30% バレリャーダ30%
ヴィンテージ:N.V.
価格:550円(税込)

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CAVA自体に安心感があるので1,000円以下でも安心して飲めるが、エレタットに至っては550円である。。。。
はっきり言って激安も激安。これで12ヶ月間の瓶内二次発酵なのだから脱帽である。

対する、グランリベンサも多少高いが、それでも1,000円以下で十分安い。こちらも瓶内二次発酵12ヶ月間との事。

なので、ラベルデザインもかなり雰囲気が似ています。
エレタットについては、どこかのサイトにこの商品は日本向けの特別ラベルと記載もありました。真偽の程は定かでないですが。

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グランリベンサについては、スーパーでもよく置いております。デュミセックもあるようで安いCAVAながら割と評判がいいよう。
エレタットとも使用品種も同じ。ただしセパージュがわからないので品種の含有量の違いについてはなんともいえないですが。
大きな違いは、エレタットがナチュレってところですよね。補糖をしていない分明確な味の違いが出るような気がしますが、さてどうでしょうか。

早速抜栓。

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コルクはスパークリングワイン用の圧搾コルクですね。
面白いのは、コルクの留金のキャップがスペインの街の名前と絵が書いてます。
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今回は、
グランリベンサが「Sevilla」
エレタットが「Segovia」
と書いてあります。
どこなのでしょうか。思わずGoogleマップで検索してしまいました。
ランダムなのですかね、このキャップの街名は。それともワインのブランドによって決まっているのでしょうか。今回初めてハウメセラのワインを飲むので分かりませんが。

色と泡立ちの違いは。。。

↓並べてみました
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↓グランリベンサ
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↓エレタット・エル・パドゥルエル
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パッとみてすぐにわかるのは明らかにエレタットの方が炭酸が強く上方へ立ち上る泡の勢いが違います。比較してみてしまうとかなりグランリベンサが弱く見えます。一方でグランリベンサは勢いこそないもののシルクのような綺麗な立ち上りです。見た目の美しさはグランリベンサの勝ちですかね。ただ、見た目の比較だけしてしまうとグランリベンサの炭酸の弱さが心配になってしまいます。

色はどちらもほぼ同じで、淡めの黄金色。色の見た目だけでは判断は恐らくかなり難しいレベルです。

香りも、すみません。。。。。
はっきり言って大きな違いを感じることができません。
熟したいちじく、洋梨、蜂蜜、きのこっぽさ、黄色の花。果実香は強いものの木質的なものもあり1,000円以下のワインとしては十分豊かな香りを持っています。

そして最も大事な味わいは、
グランリベンサもエレタットもアタックからシャープな酸を活き活きと感じます。ただし、エレタットがそのままの勢いで炭酸が口いっぱいに広がり刺激が支配的であるのに対して、グランリベンサは酸がメインなものの炭酸が穏やかな分柔らかあたり口で、またエレタットにはない控えめな甘みが余韻に残り、シャープなだけでなく奥への広がりを感じさせる。ただ比べて飲んでしまうと炭酸は頼りなく思えてしまいやはりもう少し刺激が欲しいのが本音でもあります。

結論として、どちらもドライだが、よりエッジを効かせ少し喉を潤す感じのスパークリング、もしくは少し油が強めの料理と合わせて飲むならエレタット・エル・パドゥルエルを選びたい。
一方、ゆっくりワインを楽しむ、もしくはどんな料理にも合わせる食中酒として選ぶら、優雅さがあるグランリベンサを選びたいところ。

個人的には、ドサージュしないスパークリングワインを550円で入手できるエレタットはかなり貴重に感じるし恐ろしいほどのコストパフォーマンスではないかと。こんな金額で元が取れるのだろうかと不思議に感じるが一消費者としては本当にありがたい。

いずれにせよ、どちらも価格に比して非常に質の高い安ワインでした。
恐らくまた買います。

ご馳走様でした。

グランリベンサ
酸味 ★★★
☆
ドライ度 ★★★☆

果実味 ★★★
☆
ボリューム感 ★★★

(5点満点、★1点 ☆0.5点)

CPを含めた個人的な点数 79点

エレタット・エル・パドゥルエル
酸味 ★★★
★
ドライ度 ★★★★☆

果実味 ★★★

ボリューム感 ★★★

(5点満点、★1点 ☆0.5点)

CPを含めた個人的な点数 82点

レ・トゥール・ド・ボーモン(Les Tours de BEAUMONT)

今回飲んだワイン

品名:レ・トゥール・ド・ボーモン(Les Tours de BEAUMONT)
生産者名: シャトー ボーモン(Chateau Beaumont) / グラン・ミレジム・ド・フランス
格付:A.C. オーメドック
国:フランス
地域:ボルドー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン55%/メルロ45%
ヴィンテージ:2017
価格:1,738円(税込)

シャトー・ボーモンのセカンドですね。先日バロンフィリップを飲んでから少しボルドーに心が向いていて今回も少し高めのワインにしてみました。ボーモン自体も昔はそんなに高いイメージがなかったですが今や三千円以上。セカンドで雰囲気だけでも味わえればと、購入してみました。

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裏ラベルにセパージュが書かれているのは非常に親切です。

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コルクは圧搾コルク
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色合い:エッジはガーネットだが濃いめのルビー色

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香り:ブラックベリー、乾燥椎茸、トリュフ、ブラックペッパー、バター、マロラクティック発酵の香りもそこそこ。ブーケもきちんとありそれなりの複雑な香りがします。

味わい:口当たりが滑らか。こなれた果実味と穏やかな酸でゆったりとした気分にさせてくれる。渋みも相応にあるのでボディもちゃんと締まる。欲を言えば、果実味をもっと落ち着かせてもう少しだけ奥行きが欲しいところ。
が、それを求めてしまうのは、このワインがいいボルドーワインに通じるところがあるせいかな、と。なので、もっともっと、と思ってしますが、値段考えればこれ以上を求めるのは無理。十分にコストと見合う美味しいワインです。

ご馳走様でした

酸味 ★★★☆
渋味 ★★★
果実味 ★★★★
ボリューム感 ★★☆
(5点満点、★1点 ☆0.5点)

個人的な点数 76点

フレシネ・コルドン・ネグロ CAVA(Freixenet Cordon Negro CAVA)

今日のワイン。

品名:フレシネ・コルドン・ネグロ CAVA(Freixenet Cordon Negro CAVA)
造手:フレシネ社
格付:D.O
国:スペイン
地域:
品種:パレリャーダ40%、マカベオ35%、チャレロ25%
ヴィンテージ:N.V.
価格:1,000円(税込)

普段は買わない大手のCAVA、ただ安売りしていたのを見かけ心がぐらっと。
その昔CAVAといえば、このフレシネ。そしてこの真っ黒のボディ。ワインを飲み始めた時にスパークリングワインというのは基本的に高いイメージがあって、そして安いのは品質もそれなり。そんな中で常に安定したクオリティを維持しながらシャンパンの3分の1ぐらいの値段で置いてあった。昔はよく飲みました。でも時代も変わり今は様々なワインが手に入る時代。CAVAも数えきれない種類が店頭に置かれ、いつしかフレシネを飲むという選択肢がなくなってました。
なので今回飲むのはおそらく15年以上前、いやもっと前かもしれません。

先日のジョルジュデュブッフもそうですが、最近昔よく飲んだワインに惹かれることがあり、そういう意味でフレシネもどんな味か楽しみです。おそらくは10年以上前とは当然味は変わっているのでしょうが。
いずれにしても久しぶりすぎて初めて飲む感覚で緊張します。


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コルクは通常のスパークリング用ですね。
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色合い:割とゴールドの色が出ている濃いレモン色。
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炭酸:中程度
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香り:洋梨、木くず、花梨、木蓮など少しコクがあるというか重みのある香りです。安っぽさはありません。

味わい:酸味と苦味が同居した形でアタックがくる。炭酸も強すぎず、弱すぎず、丁度いい感じ。舌に割と長めに残る果実味と酸味でワインを存分に味わえる。余韻もそれなりにあり正当なスパークリングワインとお見受けしました。強烈な個性はないが、全てがバランス良くまとまり不足はほとんどない。
あえて高いワインと比べるなら、少しエッジが弱く、シャープなんだが軽すぎて果実味に負けてボディの弱さが見える。ただ、高いワインとなんかと比べる必要があるのかな。この価格でこのクオリティ。十分満足できるスパークリングです。後、温度が低目だと酸味にシャープでキレが出ていてスッキリするが、その代わりボディの弱さが目立ってしまうので、あまり冷やしすぎないほうが美味しいと感じました。特に春先まではキンキンにする必要はないですね。

今回安売りでしたが通常の1300円〜1500円前後の価格でも変に冒険したくない時はちょっと高めでも選択したいワインです。
ご馳走でした。

酸味 ★★★
★
ドライ度 ★★★☆

果実味 ★★★
☆
ボリューム感 ★★★

(5点満点、★1点 ☆0.5点)

CPを含めた個人的な点数 72点
(今まで低めに点数つけすぎて自分の備忘録にならなかった為、少し高めに今後つけていくことにしました。)

(輸入元のサントリーさんのHPから)
ブラックボトルがトレードマークのフレシネの顔ともいえるアイテム。グリーンがかった淡い黄色。弾ける泡立ち、レモンやシトラスのようなクリーンでキリッとした酸味のドライな口当たり。低温発酵させたブレンド比率の高いバレリャーダは透明感のある華やかな風味を持ち、キレのある酸味にアクセントを添えています。きめ細かい泡立ちが立ちのぼり、どんな食事にもよくあいます。
www.suntory.co.jp

ストーン・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン (Stone Bay Sauvignoe Blanc)

今回飲んだワイン

品名:ストーン・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン (Stone Bay Sauvignoe Blanc)
生産者名: マールボロワインズ (Marlborough Wines)
国:ニュージーランド
地域:マールボロ
品種:ソーヴィニヨン・ブラン
ヴィンテージ:2020
価格:1,408円(税込)

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色:少しだけゴールドがかった薄いレモン色


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香り:レモンやグレープフルーツなどのちょい酸味の強い柑橘系、新緑の若い木、少し麝香臭。全体的なフレッシュで爽やかな香り。

味わい:キリッとした酸と苦味がいい感じに口に広がる。少し微炭酸も残っており爽やかさが増す。果実的な味わいもあるけど、やはりこのワインは酸。活き活きとした酸に今絞った果実汁のような果実が合わさってスッキリガンガン入っていく。軽い苦味でしっかりドライさもだしている。冬より夏にいいワインかもです。

また見かけら買いたいかな。

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酸味 ★★★☆

ドライ度 ★★★☆

果実味 ★★★

ボリューム感 ★★★☆

(5点満点、★1点 ☆0.5点)

個人的な点数 68点

ボージョレ・ジョルジュデュブッフ (Beaujolais / GEORGES DUBOEUF)

今回飲んだワイン

品名:ボージョレ (Beaujolais)
生産者名: ジョルジュデュブッフ (GEORGES DUBOEUF)
格付:A.C. ボージョレ
国:フランス
地域:ボージョレ
品種:ガメイ
ヴィンテージ:2020
価格:1,221円(税込)

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久しぶりのボージョレボジョレー?です。そしてボージョレといえば、ボージョレの帝王、ジョルジュデュブッフ。
ボージョレ飲もうと思っても専門店行かないと意外にジョルジュデュブッフしか見当たらないケースもあるので、手頃に購入できる点では有り難い存在です。ただ、前回ボージョレを飲んだのは8年前くらいのイメージなのでほんとに久しぶりで楽しみです。

唯一、失敗したなぁ、というのが普段必ず裏ラベルでアカシアの有無をチェックするのですが、今回はボージョレを買う気満々になっていたのですっかり確認せず購入したら、きっちりアカシア含有。やはり安ワインを安定化させるのに有効なのでしょう。が、基本アカシアが入っているのは飲まないようにしているので、完全に失敗した。

ただ、気を取り直して早速抜栓です。スクリュキャップですね。
随分前にジョルジュデュブッフのACボジョレ飲んだ時はコルクだったような気もします。

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色:全体的に中程度のルビー色

香り:いちご、すみれ、軽くマロラクティック、金属的な香りもちらほら。全体的にベリー香が強めでガメイらしい爽やかな香りです。

味わい:ジュースのような果実としっかりとした酸味で食前酒的に飲める。ドライではあるが果実由来の甘みだろうか、この甘味で少しボディも強めに出ているような気も。全体的にフレッシュなワインなのだが、ある程度の落ち着きが見えるのはアカシアの影響か。強めの酸味が、軽い渋み、果実味によってジュースのような味わいになりスイスイ飲めるのである意味美味しいワインということでもあるけど、ちょっとだけ果実味がしつこいのかな。きりっと冷やしてサクサク飲む。わかりやすいカジュアルワイン。これはこれであり。ただアカシア。判断がわかれる。気にしなきゃいいのだろうけど。

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裏ラベルにはアカシアの他、メタ酒石酸も入っている。見たことない添加物です。どうやら酒石の安定化を促す用途らしい。詳しくは厚生労働省のドキュメントにありました。

https://www.mhlw.go.jp/content/11131500/000672766.pdf

(一部抜粋)

                  • -

◎メタ酒石酸
メタ酒石酸は、ワイン中の酒石酸塩4の生成・析出を遅らせ、酒石酸塩が澱として沈殿しワインの品質が不安定化するのを防止する結晶化防止剤である。

ワイン中の酒石酸はカリウムやカルシウム等と反応することで、難溶性の酒石酸塩(酒石酸水素カリウムや酒石酸カルシウム)を生成・析出し、濁りを生じることがある。メタ酒石酸はそのコロイドが、結晶を形成するための酒石酸の微少な核を包摂することにより、難溶性の酒石酸塩の析出を抑制することで、酒質を保持・安定化するはたらきがあるとされている。

                    • -

造り手も様々な手段を講じて品質の向上を目指されているだろうし、何にも入れないことが正しいわけでもないですが、成分表示に載せないといけないレベルは可能な限り少ない方が有り難いなぁ、と感情的には思ってしまいます。まぁ昔から色々な添加物が試されてきたのでしょうから、普通なのかもしれませんが。

酸味 ★★★
渋味 ★☆
果実味 ★★☆
ボリューム感 ★★☆
(5点満点、★1点 ☆0.5点)

個人的な点数 60点

ジュリエッタ ラジエータ故障

やはり壊れた。。。

大事な相棒ジュリエッタ。ほとんど故障らしい故障がなく、もう品質は日本車とかわらないんじゃないか、と2度目の車検を前に感慨深く思っておりましたが、車検直前のある日、サーフィンからの帰りに交差点で止まる度に白い煙というか湯気のようなものがボンネットからゆらゆらと。。。。。
うーん、寒い季節だからかなぁ、なんて思い込もうと思ってましたがどんなに寒くてもこの4年以上の間ボンネットから湯気なんか今までたったことなんかなかったのでやはりおかしいと思い、普段滅多に空けないボンネットを開けてみると、、、

冷却水がない。。。。。。

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写真は緊急的に水を入れて再度走り出した後、再度とった写真なのでまだMINの下限ぐらいですが、一番最初は冷却水タンクのかなり下の方にしか残っておりませんでした。

そして、ボンネット上部にはクーラントがファンでしょうかで当たって飛び散ったような後が、、、

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そしてファン周りにも白い跡がそこらじゅうに。
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冷却水がなくなっている、甘ったるい匂い(クーラントの蒸発した匂いだそうです)がする、この二つでラジエータからのクーラント漏れということがちょっと車知っている人ならすぐにわかるそうです。
が、お恥ずかしい話ですが、車は好きですがメカ的な知識は全くなく、ただボンネット開けた時の冷却水がないことで異常だと感じ、どうしたらいいのか、ひょっとしてオーバーヒートしてしまんじゃないかとかビビりまくり、結局頼れるのがディーラーしかなかったので、すぐにアルファロメオのディーラーへTEL。

結果、電話口でサービスマンの方から↓の説明が。

・今修理一杯で持ち込まれてもすぐに直せない
・1週間後にもってきてくれ
・修理は部品到着してからになるから、1週間程度ディーラーに預ける形になる
・今はとにかく普通の水道水でいいので冷却水タンクにMIN-MAXのちょうど中間になるように入れろ

週末にしか使わないので、翌週日曜日預けに行くことに決め、緊急避難として言われた通りに水を投入。

そしてディーラーに持ち込んで、故障状況聞くとラジエータからの冷却水もれで間違いなく、さらに漏れている箇所は修理できないのでラジエータ丸ごと交換!!との結果が😨

おそるおそる金額を聞くと、税込13万円ちょっととのこと。

なーーーにいぃ?聞いた瞬間あまりの高額にぶったまげてしまい、一瞬思考停止に。

ネットで調べる限り、国産車の場合ラジエータの寿命は一般的には10年近くあり、さらに金額は5〜10万円だそうです。
勿論どんな車も機械製品なので平均寿命より早く壊れることもあるだろうし、それ自体は仕方ないこととわかってはいるものの、改めて外国車であることを実感。

さらについてないことに部品の在庫がないとのこと。
取り寄せに1ヶ月程度かかるので、その間応急処置だけするので、気をつけながら乗ってください、だって。
はぁ、とため息の連続だが、そうは言ってもそれ以外に方法がなく、仕方なく部品到着まで本当に必要にならない限り乗らないようにして、乗っても毎回冷却水の量をこまめにチェック。車にもペットボトルに水を入れておき、何かあったらすぐに入れられるように準備。

応急処置してくれているとはいえ、大体1回10キロぐらい乗ると、水を500~1000ml ぐらい入れないと間に合わない感じでした。

おかげさまで、とりあえず部品到着までオーバーヒートせず持ち堪えて再度ディーラーに持ち込みなんとか修理完了。
さらにちょっと無理いいまして金額はまけてもらいました。
修理金額は下記の通りです。

修理内容:
ラジエター本体よりクーラント漏れ
(Fバンパー脱着 クーラーコンデンサー脱着)
交換工賃 -40,000円 

部品
50514474 RADIATOR! 部品 1台- 58,511円
LLC クーラント 3個x1,000円 = 3,000円
10877887 シ-リング ガスケツト 1個x 1,400円 = 1,400円
10877980 シ-リング ガスケツト 1個x 1,200円 = 1,200円
R-134A R-134A 3個x 1,500円 = 4,500円
MH4 ホースバンド MH4 2個x240円 =480円

ジュリエッタはイタリアでは普通車の位置付けで高級車でもなんでもないですし、今の欧州車は車両価格も日本で購入する場合だって日本車に比べて著しく高いわけではなくなってますが、部品が海外製となると今でもやはり高いですね。

今回、車検時期と重なったので車検も合わせて行ったことで目ん玉飛び出るくらいの価格になりましたが、車検の費用は改めて別途備忘録にアップしようと思います。

ジュリエッタ、昔のアルファロメオとは全く異なり滅多に壊れません。特に致命的なところは定期メンテしてればほとんど壊れません。ただ一旦壊れると部品代は想像以上に高かくなる、ってことだけ覚悟して乗る必要がありますね。

でも乗っていて楽しいので、耐えられる限りまだまだ乗ります!!

オールデイロング (ALL DAY LONG) ・赤

今回飲んだワイン

品名:オール デイ ロング (ALL DAY LONG)・赤
生産者名: ボデガスネルマン(NELEMAN )
格付:D.O. València
国:スペイン
地域:バレンシア
品種:テンプラニーリョ 65%、モナストレル 35%
ヴィンテージ:2019
価格:1,078円(税込)

良くワインを買うスーパーで見かけたちょっと面白いラベルデザインが気に入り購入しました。

ラベルには

”環境と自然に配慮した、体に優しいオーガニックワイン
”オーガニック&ヴィーガン認証取得”
”製造過程での二酸化炭素排出を植樹活動で還元した※カーボンニュートラルなワイン”

と、完全にエコ志向な現代ワインです。
インターネットで調べると、ほんとかどうかはわかりませんが、酸化防止剤(亜硫酸塩)の添加量も少なくしているよう。

後は味わいですよね。基本、オーガニック系のワインはさっぱりしているがボディというか深みがそこまでないワインが多い気がして、オーガニックを理由として積極的に選ぶことはしてきませんでした。
ただ、最近どんどん有機ワインを前面に出しているワインが増えているような気もしますので味もどんどん良くなっているのかもしれませんね。

ラベルの真ん中がどこかわからず中途半端に写真をとったらボケてしまった。。。

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で、三分割してみました。
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通常の裏ラベルに該当する部分までつながっています。

コルク:
今回初めてこのタイプをみました。
スパークリング用のコルクの形なんですが、オープナーが要らず手で捻って開けられます。
これ便利ですね。スクリュキャップでいい気もしますが、コルクは雰囲気でますので、これはこれでありかと。
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色:少し淡めですが全体として中程度のルビー色。
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香り:果実香としてはブルーベリージャムのような爽やかさと甘さが合わせたような感じ。その他ミントやほうれん草などの青草、少しブラックペッパー、ミルク

味わい:割と強めの渋めから感じるアタック。酸もきちんとあるが、若いワイン特有の粗さによってバランスよりもダイナミックメインな味わいなんだが、マロラクティック発酵によるまろやかさによっていい感じに中和している。後味に軽い苦味がドライさが強調され余韻に付加する感じでパワーを増す感じ。特徴が大きくあるわけではないが、ナチュラルな嫌味のない味わいでどんどん飲んでいける。
カジュアルワインの飲み口で間違い無いですが、質の高いカジュアルワインと感じたのでまた購入するかもしれません。これ白もあって買っているので、そちらも楽しみです。

ご馳走様でした。

酸味 ★★★
渋味 ★★★☆
果実味 ★★★
ボリューム感 ★★★☆
(5点満点、★1点 ☆0.5点)

個人的な点数 83点