Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

バルバレスコ ヴァレグランデ/カ・デル・バイオ (Barbaresco Vallegrande /Ca' del Baio)

今回飲んだワイン

バルバレスコ ヴァレグランデ / カ・デル・バイオ 
カ・デル・バイオ / Ca' del Baio
D.O.C

国:イタリア
ヴィンテージ:2015年
価格:ANA系ショッピングサイト 3本セット 10000円のうちの一本 (ネットでは大体4000~5000円くらいで売られてるようです)
品種:ネッビオーロ100%

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今回は、マイルが切れそうになっていて、このまま捨てるのももったいないけど旅行行くほどたまっているほどでもなかったので、ショッピングモールのポイントに変換。で、結局買うのはワイン、、、、しかないですね。でいつもならインターネットの通販の場合は6本セットや10本セットでいくのですが、せっかくのポイントなので、どうせならいいワイン買ってみるかぁ~~~と勝手に盛り上がり購入したのがバローロバルバレスコの3本10000円!!の品。あまり調べずにエアライン系だから品質は安心していいだろう、とほぼノーチェックで購入。わたし、ネッビオーロ好きなんです。

そして、バローロ2本にバルバレスコ1本だったのですが、なんとなくこのバルバレスコのラベルに惹かれて、今日の飲みにちょいす。
ネットで調べると4000円オーバーで売られている。こりゃ~否が応でも大期待せずにはいられません。

香り:全体的に弱い。。。なんか、おかしいぞ。かろうじてラズベリー、小梅ガム(涙)、なめし皮のような獣臭、だがやっぱり弱い。温度もそんなに低いわけでもない。抜栓してそんなに時間たってないからか。
色:予想通りの淡く透き通りそうなレンガ色

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コルクエンドの色は薄い。でもしっかりとした長さで変なところは見当たらない。

香りが弱いが、まぁ、まだ開いていないのだろう、ゆっくり飲んでいるうちに華やかになっていくに違いない、と思い飲み始めます。
が、うん?うん?ちょっと、まってくれ。これはバルバレスコなのか??といきなり自分自身に不安が。
確かに、酸味が支配的な中にパワーは多少感じるのでネッビオーロらしさがゼロとはいわない。ただ、これは4000円以上のワインである(もしネット価格が本当ならだが)。
酸味が中心だろうと、華やかに全体を飾るのであれば渋味は綺麗にのっていてほしいし、同時にピノノワールにはないワイルドさのような力強さといい意味の粗野で暴力的な部分も見たい。飲んだはじめから乾いている、というか乾きすぎてるんじゃないかな、と思うほどドライ。なのに砂漠の途中にオアシスもなければ、砂漠でらくだと一緒に歩くような獣な感じもない。砂漠をひたすら歩く感じで、どうにも軽くて単純なのである。まだひらいていない、ひらいてない、まだだと、思っていたが結局最後まで開くことはなかった。言われてみれば硬い感じでもないので、ひらくひらかないの問題でもないのか。
ワインが劣化している、もしくは傷んでいる、とかではないと思う。
もう一度値段を色々と調べてみる。やはり間違いではない。そして、大体が結構な好評価である。
そうなると、間違っているのは自分の舌なのか。なんだか、割り切れない気分と共に、このクラスのワインとしては珍しく1本飲みきれず、終了。

もちろん自分の鼻と舌の感覚が間違っているかもしれない。ただそれでも、そこそこまともなワインも飲んできたつもりである。
4000円が凄い高いワインではない、ただ、2000円のワインでもないのである。まぁ、こういうことがないわけでもないけど、いずれにしても期待していた分、結果的にはかなり残念だった。

酸味 ★★★☆
渋味 ★★★
果実味 ★★★
ボリューム感 ★★☆
虚脱感 ★★★★★
(5点満点、★1点 ☆0.5点)

個人的な点数 55点

たとえポイントで購入しているとしても、ワインの質には関係ない。もし自分の感覚が鈍いとしても、所詮ワインは嗜好品である。自分に合わなければそれは美味しくない、ってことで、再購入の確率はゼロである。現金だけでなくまたポイントがたまったとしても。