Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

エスタライヒ – ロゼ(マインクラング)

今回飲んだワイン。

あ、久しぶりにパタゴニアに行ってきました。
パタゴニアに入信したものの服飾にかける資金はほとんどありませんので年に1回行けるかどうか(それで信者と言えるかかなり微妙ですが汗)ですがTシャツとショートパンツが欲しくなり猛暑の中気合をいれて渋谷に行ってきました。
気に入ったサイズがなく、他店舗で探してもらったところ神田店にあるとのこと。むむぅ、このクソ暑い中また歩いて駅まで戻ってさらに神保町かぁ。。。
と悩んだが、行かないとまた来年にもなりかねなかったので取り置きしてもらい、もう夕方になり始めましたがもう一回気合を入れて神田店へゴー!

40分後ぐらいに神田店到着。まさかのパタゴニアのはしごです。
渋谷店と違い落ち着いた店内の神田店ではレジのそばになぜかアルコール関連がずらり。パタゴニアプロビジョンですね。
あぁ、日本酒がある。あビールもいいねぇ。前飲んだ時はどっちも美味しかったなぁ。。。
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しかし、ビール350ml缶1本600円オーバー(682円)。。。
ワイン1本スーパーで買えちゃうよぉ。。。。

しかし折角だから何か買うかという気持ちがふつふつと。
そして、ワインだと相当ケチるのになぜか2000円前後で買ってしまうクセがついている日本酒に気持ちがぐらり。
前回同様、寺田本家のものがある。あの五人娘も美味しかったし、よし、日本酒だ!と思った矢先、店員さんから「ワインいいっすよ!」とのお声。
む?ワイン!?いやしかしプロビジョンズのワインはかなり高かったような。
「ちなみにおいくらまんえんですか??」と確認したところ3500円ぐらいだったような、とのこと。
しゃんぜんごしゃくえん!?むむむぅ、やっぱり高いなぁ。
ACオーメドックやいいところのACブルゴーニュぐらい買えそうな金額だ。かなり興味はあるがいかんせん高い。

勧めてくれたのはロゼ。冷蔵庫を覗いてみる。うん?なんだかラベルが可愛いぞ。描かれているのは牛か??なぜ牛?と疑問に思いつつピンクのラベルもこのやたらに暑い日にぴったりな感じだ。そして帰ってたところでワインは冷やしてない!こいつは、店舗の冷蔵庫でかなり冷やされている。ここは思い切って購入だ。

いやいや待て待て、3000円以上のワインは1日悩みまくって買うぐらいのもんで勢いで買うもんではない。
となんだか自分の中で押し問答。店員さんも、何をこいつ苦しそうな顔してんだ、ってだんだん怪訝な顔つきになってきてるぞ・・・・
どうする、どうする😖

と時間にして20秒程だったでしょうか、自分には10分ぐらい悩んだ感じで、結局パタゴニアのワインは買った事がない事を思い出し、更に次にいつ店舗に行くかもわからないんだったらここは購入でしょ!と店舗の冷蔵庫から出してレジへ。結構ガッチリ冷えてます。うん?こんなに冷やしてていいんかな?と瞬間思ったものの有機ワインだからと一人で納得し気持ちは完全に今夜の一杯へ。

品名:エスライヒ – ロゼ
造り手:マインクラング
格付:どうもそういうのはないようですね。
国:オーストリア
地域:Pamhagen (パムハーゲンと読むのでしょうか。)
品種:ツヴァイゲルト
ヴィンテージ:2020年
価格:3520円(税込)



まぁ、信者といえどもワインはワインである。
パタゴニアのウェブサイト見ると有機系でも相当気合いを入れた(そしてお金かかりそうな)造り方のようなので、値段が上がるのはしょうがないとして、ポテンシャルはしっかり確認したい。

コルク:圧搾コルク

色:濃くも淡くもなく中間のロゼ色ですね。思ったより濁りは少ないのかな。

香り:山葡萄、木苺、プラム、少しミネラル。そんなに華やかではなくシャープな印象。

味わい:口に含むとまず苦味とかなりドライな果実感。酸味は綺麗で渋みも多少乗っていてパワーは感じる。微炭酸ほどはいかないけどちょっとピリッと舌にくる感じも。柔らかさはなく少しとんがっていて自己主張が強い。綺麗にこじんまりとしたワインではなくワイルドな性格がちらほら。少し温度が上がってくると果実味に優しさが出てくるので、思ったより高めで飲んだ方があってるかな。でもロゼは難しいっすね。白のような爽やかさがあってキュッと飲みたくなるところがあるけど、渋みがそれを拒否してゆっくりしたまろやかな飲み方を求めてくる。結局本人がどう飲みたいかで性格が分かれるワイン。そこにオーガニックな要素まで加わると何がなんだか。
ただ、このワインについては温度高めの方が複雑な味わいでふくよかさもでるから赤と同じ温度ぐらいがちょうどいい。つまりこのワインのポテンシャルというかボディがしっかりしてるってことかも。
パタゴニア、高めのワインだけど、あなどれん。頻繁に買える金額ではないけど、また次を期待したい。というか、白も飲んでみたい。
有機系ワインは、勝手な個人的な印象として酸味で押すものや果実味が強いわりにボディが弱くてゆっくり楽しめないワインが多い印象で、その割に高目の価格帯が多いのでそんなに好きなジャンルではなかったですが、これは少し印象が変わるワインでした。信者としての贔屓目も当然あるけれど正直面白いワインで美味しかった。ご馳走様でした。

店員さん、勧めてくれてありがとう😊

酸味 ★★★☆
渋味 ★★★☆
ドライ ★★★★
果実味 ★★★☆
ボリューム感 ★★★★
(5点満点、★1点 ☆0.5点)

個人的な点数:83点

オフィシャルHPの案内は↓
www.patagonia.jp