Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

マンションの向き

〜この記事で言う向きとはベランダ側の方角です〜

 

私は基本的にマンションの向きはこだわったことがありません。なので今まで大抵北向きに住んでいました。新築で入ったマンションも北向きでした。南側に建物があったのでいずれにしろ陽が入らず部屋は日中電気を付けていないと暗かったですが部屋も綺麗だしそんなものだと思ってました。

一番最近のマンションも北向きでしたが角部屋だったので北のベランダと東にあった大きな窓で光が入る事により部屋は明るく最初は北向きであることは気になりませんでしたが冬になると北向きの威力を発揮!

結露による大量の水滴が窓から滝のように落ちサッシの桟や壁にカビが生えましたし、北側のベランダの床部分も汚れ、常に水路の溝はジメッとしてカビが生えてました。陽がダイレクトに当たらないので布団を干してもふんわりしません。向かいのマンションは南向きでいつも陽を浴びたお布団が羨ましいなと思ってましたが南に住んだことがなかったのでやはりそんなものだも思ってました。

私の場合は陽当たりよりも間取りや広さ、マンションの外観の方に重きを置いていました。

相方の条件は駅近、上階、南向き、角部屋で幹線道路に面していないです。エントランスの明るさや清潔感も気にしてました。

今回角部屋以外は全て相方の希望通りでして満足しているようです。

 

南向きに住んで分かったこと。

【南側で良かった事】

●とにかく明るいです。

昼間は電気をつけなくても十分明るいです。

●洗濯物は晴れの日はすぐに乾きます。

●布団もふんわりです。 

●雨が降った後のベランダの水もすぐに乾くため水路もそこに溜まった汚れもヘドロのような状態にもなりせん。

●夏は太陽が高い位置ですので部屋の中まで直射日光は入ってきません。そのかわり冬は太陽の位置が低くなる為部屋の半分くらいまで陽が入り昼間は暖房なしでも暖かいです。

●そして全体的にジメッとしません。

●窓に結露もないです。

●明るくて綺麗に感じます。逆に玄関は真北なので寒くて暗い感じがします。

 

【南側で悪かった点】

●南側のソファーの布カバーは日焼けしました。特にうちのソファーカバーは麻で真っ白なので余計です。

●フローリングが日焼けします。

無垢でワトコという木目を活かす塗装でワックスかけはしないので多少色な浅くなった感じがします。

とにかく大切な家具やデリケートな素材の物は南側でほぼ日中陽に当たりますので退色や劣化が起こりやすいと思います。

でも挙げられるとしたらこのくらいです。

 

★ただし、カビやジメッと感は古いマンションに限るかもしれません。新しいマンションは通気性やコンクリートの質、サッシの密閉度など当時とは全然違うので★

 

東西南北それぞれのメリットデメリットがあります。でも物件を売る不動産会社はその物件のメリットを推しますからそれが北向き物件ならその良さと間取りサイズ価格などのメリットを伝えて来ます。結局はその物件に方角に変えられない良さがあればどの向きでもいいのです。

 

私の場合は一切向きにこだわってませんでしたが南がいいとよく聞くのは住んでみて初めてこう言うことなのかなと感じました。