Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

ジュリエッタ初車検 & 代車アバルト595

 遂にこの時が来てしまいました。

そう車検です。いかに海外製の車が身近になって車両本体価格も日本車とほとんど変わらない今の時代でも、やはり車検、特にディーラーさんにお願いする場合はやはり金額がどうしても気になります。しかし、まだ保証期間が残っているという点と初めての車検なので、ここはディーラーに素直にお願いすることにしました。

約1週間のドックになりますので、代車をお願いしたところ、なーんとアバルト595を準備してもらいました。乗ってみたかったんですよねー。

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外観は遠目で見るとほんとにチンクエまんまです。

しかし、蠍のエンブレムがそこかしこ。否が応でも気分が高まります。


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ペダルもスポーツちっく。ただ、シングルクラッチのデュアロジックATなので、2ペダルです。

ジュリエッタもいい加減狭いですが、こっちはさらに狭いです。右ハンドルのマニュアルが存在するか知りませんが、もしあったとしたらこれはちょっとクラッチ踏むこと考えるとかなり狭いのではと考えてしまいます。素直に左ハンドルにした方が良さそうです。ジュリエッタも右ハンドルのマニュアル車は大不評でしたもんね。。。

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メーター類は、今時の標準で全部液晶モニタ。ジュリエッタのマニュアル感からすると隔世の感があります。

ジュリエッタのD.N.AモードみたいにSportモードとNormalモード(?)を変更できるようで、メーターの画面も変わります。

↓はNormalモードの画面。
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↓がSprotモード
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左上にターボブースト圧のメーターがマウント。
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SportモードにするとこのブーストメーターにSPORTがライトアップします。
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パネルの色は塗装と同じ。これはチンクエと同じですね。

この鈍いグレーがアバルト595にあっており、チンクエチェントと違ってポップ過ぎずかわいさの中に鋭さと重さを同居させている感じがして、やはりイタリアメーカーの色使いのうまさを感じます。

ダッシュボードにはU-Connectがついていて純正ナビはなくAppleCarPlay(googleも同様なのがあったと思います)で操作のよう。こちらは、無線対応でなくケーブルでの接続との事で、代車なのでそんなものは積んでるわけもなく残念ながら試すことができず。。。ただ今後はどんどんスマホと連携しナビも当たり前のようにスマホ連動が主流になっていくんだろうなぁ。カーナビメーカーも岐路にたたされているようですね。

 

しかし、ジュリエッタになってから楽ナビを使って、本当にインターフェイスがいけてない事に気づかされます。PC側のアプリと本体との連携もチグハグで本機でUIの部分とアプリケーションの改良にどこまで本気なのか疑ってしまう仕様です。こちらはまた機会があったら書きたいと思ってます。

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内装はいたってシンプル。デュアロジックの為、ミッションシフトはありません。

P、N、Rもボタンで変更。おっとPは無い模様。1のままエンジン切って下さい、との事。なんだか慣れないので躊躇してしまいますが。。。

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ドリンクホルダーは4つ。あぁ、ジュリエッタは二つしかなくて、しかも中途半端なサイズしかはいらず、使い勝手を求めてはいないが、この二つ余計にあるだけでもちょっと余裕が違ってくる。

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後部座席

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ちなみに鍵の形状はジュリエッタと同じ。

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ここにもサソリ主張してます。このサソリのマークを押すと鍵が出てきます。

なので、アバルトもひねってエンジンかけるタイプですね。

ジュリエッタ購入時にも多少感じていた、今更ひねるのか、、、という何となくのレトロ感が購入当初はありましたが、今はむしろひねる方が車に命を吹き込む感じで、むしろ気持ちが高まります。

 

で、肝心な走りについては、良くも悪くも演出感が強く出ている車と感じました。踏み込んでからの加速感は車体が軽いせいか、1.4Lのエンジンでもグイグイと引っ張る加速感でターボの加速感もジュリエッタより強く感じました。またデュアロジックのギアチェンジがまた人間臭い感じで、もちろん自動変速ではありますがマニュアル的なフィードバックを常に感じるので自分でギア変えていこうかなって気になってきます。TCTの場合は、個人的な感想ですが中速域からはダイレクトに超速でギアが変わっていく感じですので自分で変更するのが、かったるくなってくるのに比べると遊べる範囲が大きいような気もします。

 

乗り心地は、推して知るべしというか、路面のごつごつ、拾います。ばんばんひろっていきます。地面の形状そのままをサスペンションが受けている感じで、路面と車がひっついている感じもするぐらいです。もちろん車高低めの本格的なスポーツカーほどではないにせよ、元車体がチンクエと考えるとこちらも十分スポーツカーの気分を高めてくれます。しかし、そのせいでお世辞にも快適な乗車体験にはなりませんが。。。

代車で対応して頂いたディーラーの方曰く「運転者は楽しいが同乗者はちょっーーと落ち着かないかも」という言葉通りの車でした。

残念ながら、今回は時間がなく街中しか走れなったため、もう少し郊外や山道的な部分を走ったら多分全然印象が変わったような気もします。一方で高速も乗れませんでしたが、アクセルの踏み込み具合で巡行レベルを考えると高速巡行にはやっぱり排気量が足りてないかなぁという事で、こちらはあまり期待できないかなって感じを予想しました。使い方にもよるだろうし実際はどうだかわかりませんが。

いずれにしても、完全に趣味性の強い車ですので、一台実用車をお持ちの方で2台目に最適なのかもしれないですね。そんな生活ができれば羨ましいですが。

車内は思ったより狭くもなかったですが、ただそれでも、後部座席はあくまで補助用的な使い方にならざるを得ないのかと、後部ハッチバック部は荷物を積むのには十分ですが、やはり近所の買い物程度かなってとこです。

たまーにそれでも、サーフィンにこの車でくる強者もおります。かっこいいですね。サーフィン的アウトドアとアバルト的都会感、どっちも捨てないこだわりが意外に好きです。

 

で、1週間後、我がジュリエッタが無事に帰還しました。

はてさて車検のお値段は、、、

また書きます。