Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

迷走 包丁研ぎ HORL社 ロールシュライファー 

包丁は相方が誕生日やクリスマスのプレゼントで色々調べた物を使っています。最初にもらったのがグローバルPROと言う今は販売されていない包丁でした。もらっておいてなんですが、これまた使わない人が買うので使う身になっていないと言うか。この包丁はシャプナーでは研げない包丁で砥石で研いで下さいと言う物です。

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ハンドル部分が黒く塗られていないのがPROと言う物でした。そう、プロは砥石を利用します。そこで砥石を買って以前公民館の募集で当選して1日講習で学んだ砥石で包丁研ぎ技術を活かして研いで使っていましたがなかなか10円3枚分の角度15度を保って研ぐことは素人では無理です。研いでしばらくは切れますがすぐに研ぎ直ししないといけなくなります。本当はサダフサの包丁が欲しかったのですがプレゼントなので言えませんでした。ペティナイフは小さいので使いやすいですがかぼちゃなんかの大きい野菜なんかを切る時はやっぱり三徳包丁位のが欲しいよねーと。サダフサのなんかいいなぁーと匂わせ行為を繰り返していたら、あるクリスマスになんとタダフサの包丁がプレゼントされました❗️

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が‼️

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まさかの出刃包丁(@_@)使わないよぉー。だって魚は家で捌くと内臓の生ゴミが出るのでスーパーでお願いします。釣りで釣って来たらするならまだしもわざわざ生の魚買って調理しないです。イワシは手開き出来ますし大好きなアジフライは開いた物を買って来ます。もらってなんなのですが、

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今も箱に入れたまま引き出しに丁重にしまってあります。相方はお店の人と相談して料理の幅が広がるので出刃包丁は喜びますよ的なアドバイス受けたみたいでたしかに三徳包丁じゃつまらないと思ったみたいですが私の落胆時たら。三徳包丁が欲しかったんだよー。それから有次の包丁を考えてくれた時もありましたが違うプレゼントになり話だけ聞いて、あー今回も三徳包丁にありつけなかったのねーと言うのが数年続き、去年クリスマスプレゼントに木屋の團十郎をもらいました。やっとうちに来てくれたのね、三徳さん。團十郎が程よい重さと切れ味の良さで今までの包丁はなんだったのか?!と思うほど切るのが楽しくなりました。ただどれだけマイナス思考か?と言うか切れ味が良いと良いだけ切れ味が悪くなることを心配する様になりました。こんなに切れるのが切れなくなったら。。。どうやら研ぎ直しも1,500円位でしてもらえるそうです。日々の研ぎは木屋で3,000円位のシャープナーで十分だそうで数年後に研ぎに出せば良いとの事でした。團十郎はステンレスにコスミック鋼と言う鉱物が挟まっていてかなり硬いそうです。シャープナーで研ぐと断面のV部分が浅いV字になり切れ味は購入時とはどうしても変わってしまうためプロの研ぎ師に出します。7時間かけて研ぐそうです。私はシャープナーで研ぐのはちょっとやだなぁと思ってました。溝があってそこに刃を入れて引くやつです。それは気になっているシャープナーがあったからです。15度を保ち簡単に研ぐことが出来切れ味が良くなりそうで、更に見た目がカッコよく(これ大事)、場所を取らない、出しっ放しでも邪魔にならない研ぎ器、ドイツのロールシュライファーです。これはMakuakeで見つけたのですが高すぎて購入を躊躇しました。スタンダードセットで2万越え。砥石にそんな値段払うものか、相当悩みました。後で書きますがただこのロールシュライファーはちょっとユニークです。唯一無二じゃないでしょうか。砥石の研ぎ器は水に石をしばらくつけて使います。使い終わったら乾かしますし砥石で研ぐ事で砥石自体も湾曲して来ますので表面を平らにするため砥石を研ぐ砥石も必要です。何よりキッチンで場所を取りますし出しておくのは邪魔です。引き出しにしまっていますが仕舞い込みすぎると出すのが面倒ですしうちでは意外に場所取ってました。そこでやっと決心ひて手軽さと続けやすさを考えて買ってしまいました。

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これがロールシュライファーです。ウォールナッツ(焦げ茶)とオーク(薄茶)の2種類がありますがオークにしました。今まで見た事のない研ぎ器ですがとても簡単なので気軽に研ぐことが出来ます。

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使い方はまず強力な磁石が付いている板に包丁の刃をくっ付けます。グローバルのペティナイフを研ぐ事にします。

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そうすると15度の角度になります。それでこの本体ローラーを刃に当てて転がすだけ。ローラー片面はダイヤモンド砥石がついていてこれが半永久使えます。それを転がすことで刃が研がれていくのです。反対側の刃は包丁を180°ひっくり返して磁石に貼りつけて同じ様に砥石を転がします。

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ローラーは反対にはステンレスのと砥石が付いていてこれは仕上げ用。ダイヤモンドで研いだ後これでバリを取ります。こんなにステンレスの粉が出てます。削ってると言う証拠ですね。

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本当に簡単。いつも砥石で包丁を研ぐ時は面倒くさいなと思っていましたがこれからはそんな気持ちはなくなりそうです。今回片面ずつ20分研ぎました。切れ味はどうなったでしょうか?期待大!やっぱりトマトでしょ。

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あれ?これ以上入らない。皮が邪魔して刃が下に行きません。押しつぶされたトマトから種と汁が出ちゃってます。購入前に散々確認したロールシュライファーのデモンストレーション動画ではかなり薄くトマト切れてました。紙もシャーシャー切ってました。なんだ??高かったのよぉー。そして評判と違わないか???無理に刃をノコギリの様にギコギコ下ろして行くと、

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このくらい薄くなります。でもこれってちょっとちがうんじないか?すごく期待してたのに😢ここから迷走始まりました。ちなみに團十郎もちょっとロールシュライファーで研ぎましたが洗った後にふきんで拭くと引っかかります。。。

つづく。