Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

ミーレ ラジエントヒーター

リノベーションをする事を決めてからキッチンにはラジエントヒーターを導入は決めていました。

家電、デバイス好きで自分の知らないものを見つけるとすぐ使ってみたくなります。

私がラジエントヒーターを見つけたのはネットサーフィンしていた時の偶然でした。

 

遠赤外線効果があるとかで料理が美味しくなる、揚げ物も食材が油をほとんど吸わないなどとにかくいい事ばかり書いてあり興味津々で卓上用のものがあったので買ってみました。

MFGのスーパーラジエントヒーターと言うものです。

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見た目はIHの様ですが電源を付けると赤くなります。セラミックの線が入っていてそれが熱せられてセラミックから遠赤外線が放出されます。さらにIHと異なり電磁波が殆ど出ません。

ガゲナウのIHはヨーロッパと自社の厳しい基準をクリアしています。30㎝離れた場合で電磁波はほぼゼロということですが、料理をするときにコンロから30㎝離れると言う事はないと思います。

もちろん家電や携帯などでも電磁波は出ています。うちは電子レンジはほとんど使わずNew グランシェフというスチームオーブンを使用しています。これは高温スチームで食品を温めますので電磁波がでません。

調理に欠かさない調理器具はやはり毎日の事ですし電磁波気になります。付け加えると以前 IHて調理していたことがありますが、磁力で渦電流を発生させその電気抵抗によって発熱するIHは実際に火(ガス)や電気の熱(ラジエントヒーターやシーズーヒーター)を使って料理を作るのではないのでその影響なのか(?)私達夫婦は食べ物が美味しく感じませんでした。

 

ただラジエントヒーターは使い方に慣れるまでなかなかうまくいかないかも知れません。

 

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まずガラストップ上はすごく熱くなります。

スイッチを消してからもしばらく熱さは続きますので感覚がつかめてくると余熱調理ができる様になり電気代も節約出来ます。

お味噌汁の鍋などは消してからもむしろ最初の1杯目よりも2杯目の方が熱かったりします。

 

前述した通りセラミックが温まり遠赤外線を放出させながら調理しているのですがそれははよく分からないです。でも冷凍した細切れ肉は解凍しないまま炒めても団子のように固まったまま焼けずしばらく炒めているとバラバラになったり、きのこのお味噌は出汁を使わなくてもものすごくきのこの味がしたりするのは遠赤外線のお陰なのかそうじゃないのか。

すぐに温まり冷めにくいので調理を工夫する楽しさがあるのは確かです。

 

さて、うちのラジエントヒーターはというかラジエントヒーターを日本で買おうと思うと買えるところが限られてしまいます。

前述したMFGかドイツの家電メーカーミーレです。ずっとMFGの卓上を使用していましたし、音声ガイドだったり温度設定もしてくれますしさすが親切設計でしたが、新規キッチン導入にあたりミーレにしました。

理由としてはコンロ設置場所の下は以前から所有しているミーレのオーブンを入れる為、魚焼きグリルは無しで良かったのとミーレの方がもう少し形ヒーター部分のサイズやパネルタッチやマニュアルのつまみの選択肢があったことです。

表参道のショールームでお料理のデモンストレーションをする時はラジエントヒーター、ミーレでは電気クッカーと言う名称ですが、を使用しているそうで、ミーレはIHを取り扱っていますがショールームの女性はIHよりもラジエントヒーターの方が調理が楽しい、自分ももしキッチンにいれるとしたらラジエントヒーター(電気クッカー)にしたいと言うような事を言っていたのが印象的でした。

ミーレには火力調整でつまみ式の4口、フラットのパネル式3口と4口の3種類のラジエントヒーターがあり、最初はミーレでもお勧めだったつまみのマニュアルタイプにするつもりだったのですが何故か3口のパネルスイッチのものになりました。

なんでだろう?

3口の方がバランスが良かったのと4口の場合に奥の2つが使いにくいのにサイズが毎日使うものだったというのと、パネル式はエキストラスピードが付いていたからですが、メーカーに問い合わせたり色々読んだのですがよくわかりません。その機能を使って調理しているのかも微妙です。結果的には3口にして良かったと思います。ほとんど左のエキストラスピードがついているヒーターを使用しています。サイズが145mm210mm270mmのサイズの使い分けができますので鍋のサイズに合わせて切り替えれば良いわけです。

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145mm
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210mm
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270mm

スィッチはこんな感じです。

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上に物が乗ったりふきんで拭いたりするとロックのセンサーを触ってしまって温度設定ができなくなったりしますので結構面倒な部分はありますがフラットなので掃除はしやすいです。

なんと言ってシュッとして美しい。

私はとても気に入ってます。

料理が楽しいです。

 

私のラジエントヒーターでの料理の仕方は鉄のフライパンの記事で書いたような使い方で1つのヒーターを使いながらせっかく温まったラジエントを無駄にしないようにしながら最終的には電源を落として余熱で調理します。

 

私が購入した時はまだラジエントヒーターもヨーロッパでも見かけましたが今は少し事情が変わって来たようです。

イタリアの知人も新築にはIHにしたそうです。

日本ではただでさえ使う人が少ないでしょうからその内日本での購入は不可能になるかもしれません。とても良いものですがIHの様にすぐ熱くなりすぐ冷めると言う調理器具ではないのでガスがある日本では電気調理器具はIHが主流になるのもわかります。

ミーレにはこれからも売り続けてもらって料理のデモンストレーションで良さをアピールしたもらいたいものです。

 

でもキッチンの熱電源は電気だけですと50アンペアしかない住居なので限界が出てくる為他の物を入れました。

 

それはまた次回に。