Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

リノベーション箇所 テーブル天板

ダイニングテーブルはパンやお菓子用の作業台と合わせるため造作してもらいました。脚の色と作業台の脚の色、食洗機の全面板と同色にし、テーブルの天板と作業台の天板の幅を同じにする事で作業台と繋げた時に一体感を出しました。フローリング材で作るか?と言う提案が出ましたが足で踏むフローリングがテーブルになるのも少し違和感があり考えていると、依頼している工務店事務所に併設されているカフェでベンチを見つけました。工務店社長にポプラの無垢材があるからそれにしたらと言う提案がありポプラの天板になりました。
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上のように削り出したままノコギリ跡を残して仕上げようと思いましたが字を書く時に下敷き問題が発生するのと色の入りがムラになるとの事で、

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綺麗にサンドを掛けてもらいWATOCOのドリフトウッドを塗ってからワックスをかけました。
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何故か使い始めからベタベタし今は置いた皿が貼りついてしまう状態です。

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工務店に相談 。色もフローリング同様ドリフトウッドの色が出てませんでした。今回ベタつき解消と色の再現のため天板丸々変更する事をまた社長から提案があり。厚みのあるオークにする事にしました。

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オークと言ってもフローリングの板ではなくオークです。今の天板は天然無垢のポプラを使っていますが表面に綺麗にサンドかけていますのでまるで合板みたいに見えていました。

今回は少し節が出てもカットしたノコ跡、フシの穴が空いた感、集成した時の多少の段差など逆に木の持つ良さを出すことが希望と伝えて結構無骨なアンティークな感じになるんじゃないかと楽しみにしています。上は色を塗るまでの綺麗な木の色です。このままでは無垢ですので色やウレタンなどの塗装をして木の呼吸を止めます。そうしないと夏には湿気で伸び冬には乾燥で縮む繰り返すと割れたり反ったり歪んだりしてしまいます。ウレタンなどの透明のニスのようなものをならないと飲み物の輪ジミが出来き2度と取れません。

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フローリングの色に合わせて調色してもらいました。

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色はサンプルの同板に塗った右側の茶にしました、塗り直したフローリングの濃い部分に合わせた色にしました。クリアーを上に塗布すると少し明るくなるようです。さて、どんな色になるかなぁー。