Cucina Abitabile 〜キッチンに住む〜

クチーナ アビタビレ。それは居住可能なキッチンの意。

アタンス キュベNo.1 (ATANCE CUVÉE Nº1)

今回飲んだワイン

最近、急激に有機ワインとか、オーガニックワインと名の付くワインが店頭に並び始めた気がするんです。もちろん数年前からどんどん人気出ているのは知ってますが、こうも普通のスーパーに並ぶ安ワインにも有機という名前が目に入ってくると、どんな有機系なのかが段々気になってきます。一昔前は、有機ワインというとビオと呼ばれるものがそれに該当し、それもビオディナミというものが主流だった気がします。ビオディナミはもっと哲学的というかスピリチュアル的な面もあったりとかで難しいイメージがありましたが、現在はそれ以外にも色々な有機農法で作っているワイナリーも多く、その規格もバラバラな気がして結局、加工食品にありがちな一つの宣伝文句としてしかとらえていなかったですが、ここまで来るとやっぱり昔の古い知識だけでワインを飲むのもどうかなぁということで、今後はちょっと有機農法のお墨付きマークを気にしてワインを購入してみようかなぁ、と思う今日この頃です。

で、今日のアタンスも有機ワインという位置付けで売られていました。サーティフィケートはEUと、CAECVというバレンシアの団体のもののようです。


味はどうでしょうかね。

品名:アタンス キュベNo.1 (ATANCE CUVÉE Nº1)
生産者名: リスキーグレープ
格付:D.O.バレンシア
国:スペイン
品種:メルセゲラ 70%、マルヴァジア 30%
ヴィンテージ:表記無し
価格:1,078円
ECOマーク:CAECV https://www.caecv.com/


コルク:圧搾コルク

色:薄いレモン色

香り:桃や梨などの少し甘さのある夏っぽい果実の香り。少しミネラル感も。ただ複雑さはなくシンプル。

味わい:少しの苦味が広がったあと果実さを残す甘さ。ドライである事は間違いないが、果実味からくる甘味が優しさを与える。軽さはいかんせん、隠す事はできないが夏にサクサク飲むワイン、それはそれで一つの回答。

美味しかったですが、もちろん有機的な何かを感じるほど敏感ではない自分には違いはわかりませんが、地球に優しい造り方であればどんどん普及してほしいと願うばかりです。認定基準が乱立している感はありますが、それは少しづつ覚えていくしかないですね。

ご馳走様でした。