さて、前回中途半端に紹介した天火オーブン。天火オーブンはガスコンロに乗せて使う原始的なオーブンです。
テンピオーブンでパンは焼きたいけど、ガスコンロが傷むんじゃないか?この疑問が10年以上前に初め天火オーブンを所持していた時から持っていました。テンピオーブンは古い物過ぎて情報もなく誰も教えてくれない。結局恐くて使えないまま最初の天火オーブンは手放しました。
底にこのような穴が開いていてここにコンロの火が当たり熱気が上にあがり庫内の側面を温めて温度が上がっていきます。ただ画像のように底の接地面積が大きく高温になることで輻射熱でガスコンロの下にある電気系統がその熱でダメージにならないか?これを解決する事ができませんでした。
ましてやガゲナウのガスコンロが修理になってしまったら一体いくらになるのか?怖くて想像もできません。
カセットコンロがどうやら良いみたいですがカセットガスボンベが入っているところにテンピオーブンが覆いかぶさるように乗ってしまうと熱くなって爆発するのではないか?とガスコンロが壊れるよりも恐ろしいです。
そこで、皆さんは天火オーブンに何を使っているのか色々検索してみました。
まず普通には都会では難しいですが七輪でした。あまり参考になりません。灯油ストーブこれは冬しか無理です。
次に石油(灯油)コンロ
煮炊き用として販売されています。これが良さそうですが夏にも灯油を買い行かなければならないのとやはりストーブ代わりにもなるので夏はかなり過酷になると想像できます。
あとはSiセンサー導入前のテーブルガスコンロなどでした。その中には通常の小さなカセットコンロ、カセットガスボンベの上にまで天火オーブンが乗っている状態で使っているのもありました。大丈夫なのでしょうか?大抵のテーブルガス台やカセットガスコンロは28cm以下の鍋と書いてありますので大きな天火オーブンは超えてしまいます。
そこで見つけたのが本日のお題のカセットコンロです。
アウトドア用のガスコンロでビッグバーナーと言うくらいの最大火力3200カロリーです。天火オーブンで使ってるのをネット上で何件か見かけました。
この鮮やかなグリーンがレトロでかわいいです。グリーンが最も出回っている色ですが他ブルーやホワイトがあるようです。
コンパクトに持ち運び出来る形態なので立てても保管できます。
脚が付いていて高さを出して使うことも出来ます。
蓋をしたまま使わないときはテーブルとしてもキャンプでは重宝するのではないでしょうか?
五徳部分も大きくて安定してます。
残念ながらこちらは通常では流通してていません。
96年製と言う事はわかります。
他の方のブログで普通に現在市販されている安価なカセットガスで使えますとなっていたので私は何の心配もなくオークションで稼働品を購入したのですが、相方は古いものなのでガス漏れで爆発のような事が起こると集合住宅で大変な事になると懸念して散々調べてくれました。
そうするとカセットコンロメーカーは独自の基準で作っていたものを阪神淡路大震災の際に卓上コンロの需要が増大した際、火がつかないという苦情が数多く寄せられこれを受け日本工業規格(JIS)が見直し1998年にボンベの各部の寸法較差を大幅に小さくするよう規格が変更全てのカセットコンロに合うようにしたようです。なのでよくA社のガスコンロにはA社のガスボンベを使うように書かれていますが現在はどのガスボンベも合うようになっているはずです。ただ安全第一を考えるなら推奨品を使うのは間違いないです。
そこで国際産業のビッグバーナーですが会社自体倒産しているようで存在しません。
取説では自社のガスコンロを推奨していますがもう売っていません。サイズやガスの成分が分かればとも思いましたがどこを探しても出てきませんでした。98年から統一規格になりましたがこのビッグバーナースマイルは96年製ですので統一規格前という事になります。
キャンプや天火オーブンで普通に使っているの方をお見かけしますし今でもオークションなどでは売買が成立していますので普通には使えるだろうという事になりました。せめてちゃんとした日本製のカセットガスを買いました。
イワタニです。
ちゃんと火も付きますしガス漏れはないと思います。使っているときにシューと音がしますがそれはガスがちゃんと出ている(漏れているではなく)という事だと思います。
とりあえずこれで天火オーブン使ってみようと思います。
その前に次回は中途半端のままになっている天火オーブンをご紹介します。